本文含め全体的に経年によるヤケがあります。
表紙の角に小傷み・背にやや退色、小口の一部にシミ、本文数枚に古書特有のシミがあります。
他は特に問題はありません。
●内容
ソ連科学アカデミー・プーシキンの家 (ロシア文学研究所) が編んだ、
第9回国際スラヴ学者大会に向けた記念論文集。
古ルーシ文学(11〜13世紀)の書物文化研究をはじめ、聖人伝、写本伝統、
叙事詩、さらにプーシキンやレールモントフ、ミツキェヴィチらをめぐる
比較文学的研究まで、スラヴ諸民族の精神文化を文学・民俗・歴史の広い視野から考察。
ロシア文学と他のスラヴ文学との相互関係を実証的に解明しようとする学術的水準の
高い研究成果を収録した一冊です。
●主な目次訳
序文
第1部
・1〜13世紀の古ルーシ書物文化:古文献目録について
・1024年スーズダリ地方におけるヴォルフ (呪術師) と民衆蜂起
・歴史的現実とブィリーナ (口承叙事詩) 的幻想
・修道士ポリカルプ:キエフ・ルーシの忘れられた作家・論客
・西方聖人伝説主題の古教会スラヴ語的変容
・14世紀スラヴ語訳ギリシア語エピグラムとロシア写本伝統
・ロストフのディミトリー「降誕劇」
第2部
・レールモントフ詩におけるミツキェヴィチ
・プーシキンの連作詩『西スラヴ人の歌』:成立史・問題構造・作品構成
・バラタシュヴィリ『メラニ』とミツキェヴィチ『ファリス』
・ヴォイチェフ・ポトツキとそのロシア=コーカサス関係
・1830〜1870年代ロシア百科事典におけるスラヴ主題
・イグナチー・オナツェヴィチのコレクションについて
・N.A. マルケーヴィチからO.M. ボジャーンスキーへの書簡
(露・ウクライナ学術文化交流史より)
・P.A. ロヴィンスキーのチェコ滞在 (公文書資料による)
・新聞『ゴロス』のスラヴ系通信員 (1860年代)
・レールモントフ『悪魔』のチェコ受容
・サルティコフ=シチェドリンのブルガリア受容
・スロヴェニア詩人ミレ・クロプチチ:プーシキン詩の翻訳者
・ヨヴァン・ドゥチッチとロシア文化