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中古です。
レンタル落ちではありません。再生確認済みです。
新品で購入し、2,3回再生しただけの美品です。
プラスチックケースには経年のスレがありますが、ライナー、盤面とも新品同様にきれいです。
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【商品説明】現代音楽CD『クロマ――石田秀実作品集』

哲学者であり作曲家でもある石田秀実の貴重な作品集『クロマ(Chroma)――石田秀実作品集』(ALCD-75 / ALM RECORDS)の解説・プログラムノート要約です。日本を代表する現代音楽の巨匠、高橋悠治と高橋アキの強力な布陣による2008年録音盤です。

■ アルバム概要・作曲家プロフィール

  • 作曲:石田秀実(Hidemi Ishida, 1950-) 1950年生まれの哲学者・作曲家。1970年代に近藤譲、佐野清彦とともに作曲家グループ「W.E.T.」を結成。一方で道教や中国伝統医学の研究者としても名高く、『中国医学思想史――もう一つの医学』『気のコスモロジー――内部観測する身体』など多数の著書を持つ異色の知性です。石田にとって作曲とは、あらかじめ決まった構造を記号で埋めることではなく、「変化する歩みと陰翳をもつ音の自律運動の認知的方法」であり、本作でもうつろう音の風景が見事に表現されています。
  • 録音: 2008年2月28日 伊勢原市民文化会館
  • 制作・解説: コジマ録音(ALM RECORDS)/ プログラム・ノート:高橋悠治

■ 収録トラック詳細&プログラム・ノート要約

[1]-[2] クロマ Chroma (2004-2006) ── 演奏:高橋アキ(ピアノ)

  • 演奏時間: 第1楽章(9'14")/ 第2楽章(8'57")=計 18'12"
  • 作品解説: 高橋アキのために書かれ、2008年に初演された二楽章からなる作品。ねじり絡まる襞(ひだ)を織りながら、偶然の出会いがさまざまな色合いに音を染めていきます。タイトルの「クロマ」は音楽の半音階(クロマティック)ではなく、純粋な「色」を意味しています。

[3] ファエンツァ Faenza (2002) ── 演奏:高橋悠治(ピアノ)

  • 演奏時間: 10'25"
  • 作品解説: 井上郷子による委嘱・初演作品。「E音」をめぐる冒頭の音の運動が、さまざまに彩られた断片に砕かれ、また組み合わされて交互に現れるいくつかのリズムパターンを形作ります。石田がマヨルカ陶器の産地として知られるイタリアの町ファエンツァで書き始めたことからこの名があります。

[4]-[8] ピアノのための5つの断片 Five Fragments for Piano Solo (2002) ── 演奏:高橋悠治(ピアノ)

さまざまな機会に書かれた曲を高橋悠治のために集めた小品集です。
  • [4] 誄(るい)/ Lei [Eulogy] (2001) ── 8'21" 石田の作曲の師であった松平頼則(1907-2001)の追悼(メモリー)に捧げられている重厚な一曲。
  • [5] 蠅 The Fly (2002) ── 2'33" 原曲はウィリアム・ブレイクの詩『経験の歌』の一節によるソプラノ、アルトフルート、ファゴットのための楽曲。ピアノの低音弦A(ラ)がゴム製のくさびでミュートされた、特殊奏法が特徴的な作品です。
  • [6] 風を養う / Re'ut Ruach [Nurturing the Wind] (2001) ── 4'50" 精神的エネルギーを養うという道教的な概念と、旧約聖書『伝道の書』の言葉「Re'ut Ruach(一瞬の風、空(くう)なるもの)」を重ね合わせたタイトルを持つ、思想的背景の深い楽曲。
  • [7] 水 The Water (2001) ── 4'40" 明代の李時珍が著した中国伝統医学・本草学の古典『本草綱目』の意識による歌曲から翻案された作品。天の水、甘い露、秋の露、冬の霜、銀河、土にしみこむ雨粒といった自然の諸相を音に写しています。
  • [8] 断片 Fragments (1970) ── 4'40" 石田の初期作品。和音の積み重ねとクラスター(トーンクラスター)が、慎重に対比を作り出す緊迫感のある小品です。

■ 演奏者プロフィール

  • 高橋アキ(Aki Takahashi / ピアノ) 東京藝術大学大学院修了。現代音楽、特にエリック・サティやモートン・フェルドマンの演奏において世界的な評価を受けるピアニスト。ニューヨーク州立大学客員芸術家や現代音楽演奏グループ「サウンド・スペース・アーク」などで活躍し、国内外の現代作曲家から絶大な信頼を得ています。
  • 高橋悠治(Yji Takahashi / ピアノ) 柴田南雄、小倉朗、ヤニス・クセナキスに師事。1970年代の音楽雑誌『トランソニック』編集や、画家・富山妙子との協働、アジアの抗議歌曲を演奏する「水牛楽団」の結成など、既存の制度に縛られない活動を展開。和楽器や声のための作品も多く手がける、日本の現代音楽界の生ける伝説です。