フランシス・プーランク(1899-1963):

CD1:
1-3.六重奏曲
4-6.ヴァイオリン・ソナタ
7-9.2台のクラリネットのためのソナタ
10-12.ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ
13-15.チェロ・ソナタ

CD2:
1-3.クラリネット・ソナタ
4.ギター独奏のためのサラバンド
5.ピッコロとピアノのためのヴィラネッラ
6-8.オーボエ・ソナタ
9.ホルンとピアノのためのエレジー
10-13.ピアノ、オーボエとファゴットのための三重奏曲
13-15.クラリネットとファゴットのためのソナタ
16-18.フルート・ソナタ

ナッシュ・アンサンブル
、イアン・ブラウン(ピアノ)
  フィリッパ・デイヴィス(フルート,ピッコロ)、ギャレス・ハルス(オーボエ)
  リチャード・ハスフォード(クラリネット1)、マイケル・ハリス(クラリネット2)
  ウルスラ・レヴォー(ファゴット)、リチャード・ワトキンス(ホルン)
  レオ・フィリップス(ヴァイオリン)、ポール・ワトキンス(チェロ)、クレイグ・オグデン(ギター)

録音:1998年12月、1999年1月

HYPERION【イギリス輸入盤】

ナッシュ・アンサンブルは、1964年創設という歴史あるイギリスの室内楽団体で、幅広いレパートリーと多数の録音で現在も大活躍中です。もちろんメンバーは時代ごとに入れ替わっているものの、イギリスのトップ・プレイヤーばかりが集まっており、レベルの高いスーパー・アンサンブルです。様々な編成の室内楽作品に対応出来る柔軟性と、ハイペリオンなどの録音で実証済の高い技術と音楽性は国内外から絶大な評価を受けており、2002年にはロイヤル・フィルハーモニック協会から最優秀室内楽団賞を授与されています。
そのナッシュ・アンサンブルによるプーランクの室内楽作品全集は、小粋なフランス音楽の典型ともいえる管楽器のソナタとアンサンブルを中心とした愉しいアルバムです。プーランクの作品は、気紛れで悪戯っ子っぽい仕掛けがいっぱいあり、それでいてロマンチックで美しい旋律で甘くとろけさせてくれます。そのため、「クラリネット・ソナタ」や「フルート・ソナタ」、「オーボエ・ソナタ」、「ホルンのためのエレジー」などそれぞれの管楽器にとっては必須のレパートリーとなっています。それらを演奏しているのは、イギリスの一流プレイヤーばかりなので、どれもスマートで安定した素晴らしいものです。また、ピアノと木管五重奏のための「六重奏曲」や「ホルン、トランペットとトロンボーンのためのソナタ」、「ピアノ、オーボエとファゴットのための三重奏曲」といった多種の楽器を組み合わせた作品は、それぞれも持ち味を活かしたコミカルなアンサンブルが聴き手を愉しませてくれます。
管楽器の作品群に比べると演奏機会の少ない「ヴァイオリン・ソナタ」や「チェロ・ソナタ」も決して引けを取らない素敵な作品で、まだご存知でない方にもご一聴をお勧めしたいところ。さらに「2台のクラリネットのためのソナタ」や「ピッコロとピアノのためのヴィラネッラ」などプーランク・ファンの心をくすぐる珍しい作品まで含んでおり、こうした全集でない限りなかなか耳にできません。プーランクの室内楽の全作品を、ナッシュ・アンサンブルのハイレベルな演奏で聴くことができるのは大きな喜びです。未開封新品です。