アレクサンドル・グラズノフ(1865-1936):

CD1:
交響曲第1番 ホ長調 Op.5「スラヴ」
交響曲第2番 嬰ヘ短調 Op.16「リストの思い出に」

CD2:
交響曲第3番 ニ長調 Op.33

CD3:
交響曲第4番 変ホ長調 Op.48
交響曲第5番 変ホ長調 Op.55「英雄的」

CD4:
交響曲第6番 ハ短調 Op.58
交響曲第7番 ヘ長調 Op.77「田園」

CD5:
交響曲第8番 変ホ長調 Op.83


ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー(指揮)/ソビエト国立文化省交響楽団

録音:1983~1985年

MELODIYA 【ロシア輸入盤】

アレクサンドル・グラズノフ(1865-1936)の交響曲全8曲を、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキーとソビエト国立文化省交響楽団による演奏で収録した5枚組です。グラズノフの交響曲を一挙に聴くことができる貴重な全集で、かつてOLYMPIAレーベルからも分売されていたものです。グラズノフは、リムスキー=コルサコフやボロディンら「ロシア五人組」の伝統を受け継ぎながら、より洗練された管弦楽法と豊かな旋律美を追求した作曲家です。若くして卓越した才能を示し、ロシア音楽の伝統を20世紀へとつなぐ重要な役割を果たしました。その音楽にはロシア的な濃厚な旋律と華麗な管弦楽の響き、そしてドイツ・ロマン派を思わせる端正な構築性が共存しています。
第1番はまだ若いグラズノフらしい明るさと躍動感に満ち、第2番ではより重厚で壮大な交響的書法が現れます。第3番、第4番と進むにつれて管弦楽法はさらに洗練され、第5番では力強く堂々とした音楽が展開されます。第6番、第7番では叙情性が一段と深まり、第8番では成熟期ならではの豊かな響きと大きなスケールを味わえます。演奏するロジェストヴェンスキーは、ロシア・ソ連を代表する大指揮者の一人。チャイコフスキーやショスタコーヴィチ、プロコフィエフなどのロシア音楽だけでなく、20世紀作品や知られざるレパートリーにも積極的に取り組んだことで知られています。グラズノフの音楽でもロシア的な濃密な旋律と華やかなオーケストレーションをしっかりと引き出しながら、作品全体の構造を見失わない堂々とした演奏を聴かせます。特にソビエト国立文化省交響楽団の厚みのある弦楽器と力強い金管楽器は、グラズノフの交響曲との相性が抜群です。ロジェストヴェンスキーは大編成オーケストラを豪快に鳴らす一方、緩徐楽章では旋律をじっくり歌わせます。グラズノフ特有の美しい旋律がたっぷりと響き、ロシア音楽らしい壮麗さとロマンティックな情感を存分に味わえる演奏です。未開封新品です。