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カシューナッツ Anacardium occidentale |
| あのカシューナッツが、木になる。しかも果実「カシューアップル」まで食べられる。 |
| 店長のおすすめポイント |
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1. あの美味しいカシューナッツが、自分の木になる! スーパーやお菓子売り場でおなじみのカシューナッツ。そのナッツが実際にどのように木に実るか知っている方は意外と少ないのではないでしょうか。 カシューナッツは枝先に果実を付け、その先端にたった1個ずつ、勾玉のような形をしたナッツがぶら下がります。 普段食べているカシューナッツが、自分で育てた木に実る。その姿を見るだけでも非常に面白い果樹です。 2. 家庭果樹だからこそ味わえる「カシューアップル」 私が特におすすめしたいのはこちらです。カシューナッツが成熟する時、その付け根は大きく膨らみ、赤や黄色のカシューアップルになります。 果汁が多く、甘酸っぱさとわずかな渋味を持つ独特の果実ですが、完熟すると非常に傷みやすいため、日本で生果を手に入れる機会はほとんどありません。 自分の木で完熟させ、その場で収穫して食べる。これは家庭でカシューナッツを育てるからこそできる体験です。 3. 意外と早い。早ければ2年目から開花 巨大な熱帯果樹を何年も育てないと実らないイメージがあるかもしれませんが、カシューナッツは比較的早く結実を狙える果樹です。 早生タイプでは植え付け後2〜3年ほどで開花・結実する例があり、一般的な実生樹でも3〜4年ほどから果実生産が始まることがあります。 暖かく日当たりの良い環境でしっかり株を充実させ、カシューアップルとカシューナッツの収穫を目指したい植物です。 |
| カシューナッツとは |
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カシューナッツは、ウルシ科カシューナットノキ属に分類される熱帯果樹です。学名はAnacardium occidentale。 南アメリカを原産とし、現在ではインド、東南アジア、アフリカなど世界各地の熱帯地域で広く栽培されています。 私たちに最も身近なのはもちろんカシューナッツですが、この木の面白さはナッツだけではありません。 ひとつの花から「カシューナッツ」と「カシューアップル」という、性質のまったく異なる二つの食べ物が形成される非常に変わった植物です。 和名:カシューナッツ、カシュー 英名:Cashew 学名:Anacardium occidentale 分類:ウルシ科 カシューナットノキ属 原産:南アメリカ 樹形:常緑低木〜小高木 |
| カシューナッツの不思議な果実 |
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普段何気なく食べているカシューナッツですが、木になっている姿は非常に独特です。 大きなカシューアップルの先端に、勾玉のような形をしたナッツがひとつだけ付くという、他の果樹ではなかなか見られない実り方をします。 |
| 実は、ナッツの方が「本当の果実」 |
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カシューの実り方を初めて見ると、多くの方が驚くと思います。 赤や黄色に大きく膨らんだカシューアップルの先端に、灰緑色から褐色の勾玉状の部分がひとつ付いています。 見た目では大きなカシューアップルが果実で、その先に種子が付いているように見えますが、植物学的には逆です。 先端に付いている硬い殻を持った「ナッツ」の部分こそが本来の果実です。そして、その内部に入っている種子の仁が、私たちが普段食べているカシューナッツです。 一方、大きく膨らんだカシューアップルは、花の付け根の部分が肥大して形成された偽果です。 |
| ひとつのカシューアップルに、ナッツはたった1個 |
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さらに面白いのが、カシューナッツの付き方です。 ひとつのカシューアップルの先端に形成されるカシューナッツは、基本的にひとつだけです。 普段は袋いっぱいに入ったカシューナッツを何気なく食べていますが、一粒一粒がそれぞれ別の花から形成された果実です。 実際に木に実っている姿を見ることで、普段食べているカシューナッツを「植物の果実」として観察できるのも、本種を育てる面白さです。 |
| もうひとつの主役「カシューアップル」 |
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日本ではカシューナッツばかりが知られていますが、生産地ではカシューアップルも利用されています。 日本ではほとんど流通しないため、自分で育てるからこそ味わってみたい果実です。 |
| 赤や黄色に熟す、ジューシーな果実 |
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カシューナッツが成熟するにつれて、その上部にある部分が急速に膨らみ、洋梨やベルのような形をしたカシューアップルになります。 成熟したカシューアップルは黄色、橙色、赤色などに色づき、内部は非常にジューシーです。 生食すると爽やかな甘酸っぱさがあり、特有の渋味も感じられます。生食のほか、ジュース、ジャム、菓子などにも加工されています。 生産地では、生果だけでなく飲料やさまざまな加工品としても利用されています。 |
| 日本ではほぼ味わえない、完熟カシューアップル |
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カシューアップルを家庭果樹としておすすめしたい最大の理由のひとつが、果実の流通性の低さです。 カシューアップルは非常に果汁が多く、熟した果実は柔らかいうえ、完熟すると急速に傷んでいきます。そのため、遠距離輸送には向きません。 カシューナッツそのものは世界中へ輸出できますが、完熟した生のカシューアップルは生産地で消費されることが多く、日本の一般的な果物売り場で出会う機会はほとんどありません。 だからこそ、自分で木を育てて完熟果を収穫し、その場で食べる価値があります。市場流通では味わいにくい果物を楽しめる、家庭果樹ならではの魅力です。 |
| 花から果実へ |
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小さな花からナッツが形成され、さらにカシューアップルが大きく膨らんでいきます。 普段目にするカシューナッツができるまでの過程を、実際に観察できる植物です。 |
| 小さな花から、ナッツとアップルが生まれる |
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カシューは枝先に円錐状の花序を形成し、多数の小さな花を咲かせます。 花は黄緑色から白っぽい色で咲き、時間の経過とともにピンク色や赤みを帯びていきます。花序には雄花と両性花が形成されます。 受粉した両性花からまずナッツ部分が発達し、その成熟に近づくと上部が急速に膨らんでカシューアップルを形成します。 花からナッツ、さらにカシューアップルへと姿が変化していく過程を観察できるのも、実際に木を育てる面白さです。 |
| 早ければ数年で開花・結実を目指せる |
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カシューナッツは、熱帯果樹の中では比較的早く結実が期待できる種類です。 早生・矮性タイプでは、植え付け後2〜3年ほどで開花・結実を始めるものがあります。一方、一般的な実生樹でも3〜4年ほどから果実生産を始めることがあります。 もちろん実際の開花時期は個体、栽培環境、温度、日照、栄養状態などによって変わりますが、条件が良ければ比較的若いうちから花や果実を楽しめる可能性があります。 数年後のカシューナッツとカシューアップルの収穫をひとつの目標として育てられる点も魅力です。 |
| 世界中で食べられるカシューナッツ |
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そして忘れてはいけないのが、もちろんカシューナッツそのものです。 硬い殻の内部にある仁を適切に加工したものが、世界中で親しまれているカシューナッツです。 独特のコクと甘味、柔らかな歯ごたえを持ち、そのまま食べるほか、菓子、料理、ペーストなど幅広く利用されています。 自分で育てた木からカシューアップルを収穫し、その先に付いているカシューナッツを見る。市販のナッツだけを見ていては分からない「植物としてのカシューナッツ」を体験できる果樹です。 |
| 生のナッツの取り扱いについて |
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カシューナッツを収穫した際には、重要な注意点があります。 ナッツの硬い殻には、皮膚に強い刺激を与える油状成分が含まれています。そのため、収穫した生の殻を素手で割り、そのまま中の仁を食べることはできません。 市販されているカシューナッツは、殻に含まれる刺激性物質の影響を避けるため、適切な加工工程を経ています。 家庭で収穫した場合も、ナッツ部分については安全な加工方法を十分に理解したうえで取り扱ってください。 |
| 栽培について |
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カシューは熱帯から亜熱帯の暖かい地域に適応した植物で、十分な日照を好みます。安定した開花と結実には、樹冠にしっかり日光を当てることが重要です。 熱帯果樹の中では乾燥にも比較的強く、降水量の少ない地域でも栽培されています。一方で、水が長期間停滞するような排水の悪い環境は好みません。 用土は水はけを重視し、生育期には十分な日照のもとで育てます。成熟した株は広い樹冠を形成し、本来は10mを超えることもある樹木ですが、剪定によって大きさを調整しながら管理することもできます。 カシューは寒さや霜には弱い熱帯果樹です。そのため、日本で栽培する場合は冬季の低温対策が重要になります。 暖かい季節は十分な日照を確保してしっかり成長させ、寒くなる時期には温室や暖かい室内などへ移動して管理します。特に幼木のうちは低温の影響を受けやすいため、暖かい環境を維持することが大切です。 美味しいカシューナッツを自分で収穫する。そして、その木を育てた人だからこそ出会える完熟カシューアップルまで食べてみる。 二つの収穫を目標に育てられる、非常に面白い熱帯果樹です。 |
| ご入札前にご確認ください |
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