60's  CHESS シカゴ・ブルース
サニー・ボーイ・ウィリアムスン
Sonny Boy Williamson   (CD)/   More Real Folk Blues 
MCA Records CHD-9277, Chess CHD-9277  
The Original Chess Masters


1966年作品
1988年リリース

CD盤面の盤質は、良好です。
英文ライナーが、あります。


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シカゴ・ブルースの巨人であり、ブルース・ハープ(ハーモニカ)の絶対的名手であるサニー・ボーイ・ウィリアムスン(II世)の不朽の名盤『More Real Folk Blues』の、1980年代末〜1990年代初頭にアメリカでリイシュー(再発)されたCD仕様盤(規格品番:CHD-9277)を指しています。

 1. 『Real Folk Blues』シリーズの歴史的背景  本作は、アメリカの名門ブルースレーベル「Chess Records(チェス・レコード)」が1965年から1967年にかけて企画した『The Real Folk Blues』シリーズの続編(姉妹編)として、1966年にオリジナルLPが制作されました。 当時、アメリカやイギリスの若者の間では「フォーク・リバイバル(アコースティックなルーツ・ミュージックへの再評価ブーム)」が巻き起こっていました。チェス・レコードはそのブームに応える形で、自社に所属するマディ・ウォーターズやハウリン・ウルフ、そしてサニー・ボーイといったシカゴ・ブルースの巨匠たちの音源を再編。若者向けの「フォーク・ブルース」としてプロモーションし、ロック世代に決定的な影響を与えるきっかけを作った歴史的なシリーズです。  2. 偉大なるハープ奏者の「遺作」としての価値  サニー・ボーイ・ウィリアムスン(II世)は、ヨーロッパツアーを大成功させたのち、アメリカに戻った直後の1965年5月に急逝してしまいます。 本作はその翌年(1966年)にリリースされたため、彼の円熟期(1960年〜1964年)の最高のパフォーマンスを閉じ込めた、事実上の追悼盤・遺作として世界中のブルース・ファンに重宝されることとなりました。  3. 「The Original Chess Masters」シリーズによる初CD化  ご提示いただいた『CHD-9277』という型番は、1980年代後半に親会社となったMCAレコードが、チェスの膨大な歴史的音源を保護・復刻するために立ち上げた高音質再発プロジェクト「The Original Chess Masters」シリーズの一環としてリリースしたものです。 忠実な復刻: 1966年のオリジナルモノラル/ステレオのマスターテープから丁寧にデジタルマスタリング(AAD仕様)され、オリジナルのジャケットアートワークをそのままCDサイズに再現しています。 世界基準の定番盤: このCDが出たことにより、それまで入手困難だったサニー・ボーイの後期傑作テイク(「Help Me」や「Bye Bye Bird」など)が世界中で手軽に聴けるようになり、ブルースの入門盤かつ決定盤として長くカタログに残り続けました。 サニー・ボーイのユーモラスでありながら凄みの漂うボーカルと、まるで歌っているかのように滑らかでディープなハーモニカのトーンが、最高峰の音質で堪能できる至高の1枚です。


  全12曲の具体的なレコーディング日(セッションデータ) バックを固めるバディ・ガイやオーティス・スパンらの参加曲詳細、詳細教えてください。  『More Real Folk Blues』(MCA/Chess: CHD-9277)に収録された全12曲の詳細なセッションデータ(録音日・録音地:すべてシカゴ)と、バックを固めるバディ・ガイ、オーティス・スパンら豪華レジェンドたちの参加曲・編成詳細をお届けします。 サニー・ボーイの後期チェス録音(1960年〜1964年)がいかに贅沢な布陣でレコーディングされていたかが分かります。  1. バディ・ガイ & オーティス・スパンらの参加曲詳細   バディ・ガイ(ギター)の参加曲  参加トラック: 10曲目、11曲目、12曲目、13曲目(オリジナルLPのB面2〜5曲目にあたる以下の4曲) M-10 Decoration Day M-11 Trying To Get Back On My Feet M-12 My Younger Days M-13 Close To Me プレイスタイル: 当時売り出し中だった若きバディ・ガイの、エッジの効いたシャープなギターワークが、サニー・ボーイのディープなハープと見事なコントラストを描いています。  オーティス・スパン(ピアノ)の参加曲  参加トラック: 4曲目、5曲目、7曲目 M-4 The Hunt M-5 Stop Right Now M-7 The Goat プレイスタイル: マディ・ウォーターズ・バンドの心臓であり、シカゴ・ブルース・ピアノの最高峰であるオーティス・スパン。彼の転がるようなブルース・フィーリング溢れるバッキングが、バンド演奏に圧倒的なコクとスイング感を与えています。  2. 全12曲の具体的なセッションデータ(録音日・メンバー)  本アルバムは、録音セッションごとに分けると主に4つの時期(+詳細不明セッション)に分類されます。  ① 1960年1月30日 セッション  録音曲: M-7 The Goat パーソネル: サニー・ボーイ・ウィリアムスン(Vo, Harmonica) オーティス・スパン(Piano) ロバート・ジュニア・ロックウッド(Guitar) ルーサー・タッカー(Guitar) ウィリー・ディクスン(Bass) フレッド・ビロウ(Drums)  ② 1961年9月8日 セッション  録音曲: M-4 The Hunt M-5 Stop Right Now パーソネル: サニー・ボーイ・ウィリアムスン(Vo, Harmonica) オーティス・スパン(Piano) ロバート・ジュニア・ロックウッド(Guitar) ルーサー・タッカー(Guitar) ウィリー・ディクスン(Bass) オーディ・ペイン(Drums)  ③ 1963年1月11日 セッション  録音曲: M-1 Help Me M-2 Bye Bye Bird パーソネル: サニー・ボーイ・ウィリアムスン(Vo, Harmonica, Guitar) マット・“ギター”・マーフィー(Guitar) ラファイエット・リーク(Organ) ミルトン・レクター(Bass) アル・ダンカン(Drums) ※サニー・ボーイの代表曲であるこの2曲では、オルガンを主体としたファンキーでソウルフルなバッキングが特徴です。  ④ 1963年9月6日 セッション(最もモダンな布陣)  録音曲: M-10 Decoration Day M-11 Trying To Get Back On My Feet M-12 My Younger Days M-13 Close To Me パーソネル: サニー・ボーイ・ウィリアムスン(Vo, Harmonica) バディ・ガイ(Guitar) ラファイエット・リーク(Piano) ジャック・マイヤーズ(Bass) クリフトン・ジェームズ(Drums) ジャレット・ギブソン(Tenor Sax) ドン・ハンキンス(Baritone Sax) ※このセッションのみホーンセクション(サックス2本)が加わり、ジャジーで厚みのある、当時の最先端シカゴ・ルックなサウンドに仕上がっています。  ⑤ 録音データ詳細不明セッション(1960年〜1964年のいずれか)  録音曲: M-3 Nine Below Zero (※1961年シングル版) M-6 She's My Baby M-14 Somebody Help Me チェス・レコードの偉大なプロデューサー兼ベーシストであるウィリー・ディクスンや、名ドラマーのフレッド・ビロウ、さらにロバート・ジュニア・ロックウッド(ロバート・ジョンソンの義理の息子)といった、シカゴ・ブルースの教科書に必ず載るような伝説の面々が曲ごとにガッチリと脇を固めているのが、このアルバムの最大の強みです。 この強力なバック陣との掛け合いについて、さらに: 特定の曲(例えば代表曲 「Help Me」 など)の 演奏のエピソード 他のチェス・マスターズ・シリーズ(マディ・ウォーターズなど)の セッションデータとの比較

 この強力なバック陣との掛け合いについて、さらに: 特定の曲(例えば代表曲 「Help Me」 など)の 演奏のエピソード 他のチェス・マスターズ・シリーズ(マディ・ウォーターズなど)の セッションデータとの比較 など、さらに深掘りしたいポイント、英国ブルースとの関わり合いを教えてください。教えてください  サニー・ボーイ・ウィリアムスン(Ⅱ世)のバック陣との掛け合い、楽曲のエピソード、そしてマディ・ウォーターズら同シリーズとの比較に加え、本作の背景として外せない英国ブルース・ロックとの深い関わり合いについて深掘りします。  1. 代表曲「Help Me」の演奏エピソード:パクリから生まれた奇跡  本作の1曲目を飾る「Help Me」は、サニー・ボーイのキャリア屈指の世界的大ヒット曲です。この曲の誕生には、当時の音楽トレンドとの面白い掛け合いがあります。 元ネタはジャズのヒット曲 この特徴的なファンキーで気怠いベースラインとリズムは、前年(1962年)にジャズ・オルガン奏者のブッカー・T&ザ・MG'sが放ったインストの大ヒット曲「Green Onions」をそのまま拝借(サンプリング的に模倣)したものです。 オルガンとの絶妙な絡み チェスの敏腕ピアニスト、ラファイエット・リークにあえてオルガンを弾かせ、「Green Onions」の雰囲気を再現させました。しかし、そこにサニー・ボーイの重厚なハープと、マット・“ギター”・マーフィーの切れ味鋭いギターが絡むことで、ジャズ・ソウルが瞬時にドロドロの「シカゴ・ブルース」へと変貌を遂げました。このスタジオ内での機転とリズム隊のグルーヴの対話こそが、チェス・セッションの真骨頂です。  2. 英国ブルース(ブリティッシュ・インヴェイジョン)との熱い関わり合い  本作『More Real Folk Blues』に収められた1960年代前半の音源は、イギリスの若きロック・ミュージシャンたちを狂熱させたダイレクトな張本人です。 ヤードバーズやアニマルズとの共演 1963年から1964年にかけて、サニー・ボーイは「アメリカン・フォーク・ブルース・フェスティバル」で熱狂的な歓迎を受け、イギリスに長期滞在しました。そこで彼は、デビュー間もないザ・ヤードバーズ(当時はエリック・クラプトンが在籍)やジ・アニマルズと実際にステージやスタジオで共演しています。 「Bye Bye Bird」とロック世代 本作2曲目の「Bye Bye Bird」は、イギリスのブルース・ロック・バンドの先駆者であるサヴォイ・ブラウンや、高名なハーモニカ奏者ジョン・メイオールらにこぞってカバーされました。イギリスの若者たちは、本作に漂うサニー・ボーイの「アコースティックな渋み」と「バンドのモダンなビート」が同居したサウンドをお手本にして、ブリティッシュ・ブルース・ロックの礎を築きました。 サニー・ボーイの英国愛と皮肉 彼はイギリスの若者たちを気に入り、仕立ての良い英国スーツを身にまとい、アンブレラ(傘)とボウラーハット(山高帽)姿でシカゴに戻り、周囲を驚かせました。本作の録音には、そんな「ヨーロッパの若者から神のように崇められた直後」の、自信と威厳に満ちたサニー・ボーイの空気感が真空パックされています。  3. 『チェス・マスターズ・シリーズ』他作品とのセッション比較  チェスの『Real Folk Blues』シリーズにおいて、サニー・ボーイの本作は、マディ・ウォーターズやハウリン・ウルフの同シリーズ盤と好対照をなしています。  アーティスト / アルバム 主なセッション時期 サウンド・編成の特徴 サニー・ボーイ盤との違い サニー・ボーイ・ウィリアムスン 『More Real Folk Blues』 1960年〜1964年 (円熟期・後期録音) オルガンやサックス(ホーン)を導入。都会的で洗練されたソウル・ブルース/ジャズ寄りのモダンな響き。 最も録音年代が新しく、当時の現役バリバリのシカゴの「最先端の流行」を取り入れたグルーヴがある。 マディ・ウォーターズ 『The Real Folk Blues』 1947年〜1952年 (最初期録音) 主にマディの生ギターとビッグ・クロウフォードのベースのみ。泥臭いデルタ〜アコースティック・ブルース。 当時の「フォーク・ブーム」に合わせ、意図的にバンドサウンド以前の「最も古い(ルーツ的な)マディ」を編纂している。 ハウリン・ウルフ 『The Real Folk Blues』 1956年〜1965年 (黄金期録音) ヒューバート・サムリンの鋭利なギターを核とした、重厚で激しいエレクトリック・ハード・ブルース。 サニー・ボーイのような軽妙さやジャズ的なお洒落さは一切なく、ひたすらヘヴィーで野生的なワンコードの突進力。   比較から見える本作の立ち位置  マディ・ウォーターズの同シリーズが「ブルースの歴史の始まり(原点)」を提示したのに対し、サニー・ボーイの本作は、バディ・ガイやマット・マーフィーといった次世代の若手を従え、「ブルースがこれからR&Bやロックへと進化していく架け橋」となったモダンなセッションです。バック陣の正確なビートがあるからこそ、サニー・ボーイの変幻自在で自由すぎるハープのインプロヴィゼーション(即興)がより一層際立っています。


Sonny Boy Williamson More Real Folk Blues

レーベル:

MCA Records CHD-9277, Chess CHD-9277

シリーズ:

The Original Chess Masters

フォーマット:

CD, Album, Reissue

国:

US

リリース済み:

1988年

ジャンル:

Blues

スタイル:

Harmonica Blues
1Help Me3:06
2Bye Bye Bird2:35
3Nine Below Zero3:27
4The Hunt2:43
5Stop Right Now2:24
6She's My Baby2:07
7The Goat2:44
8Decoration Day3:24
9Trying To Get Back On My Feet2:07
10My Younger Days3:19
11Close To Me2:58
12Somebody Help Me2:16
  • バーコード: 076732927724