全5巻の内、第1巻のみ。
本文含め、全体的に経年によるヤケがあります。
表紙にややスレ・一部に退色があります。それ以外は特に問題はありません。
●内容
『観世流小鼓手附』は、能楽の囃子を構成する楽器の一つ、小鼓の観世流における手附 (演奏譜) を
まとめた実用書。
小鼓は肩に構えて打つ鼓で、掛け声とともに能のリズムや緩急を支える重要な役割を担い、太鼓とは
楽器・奏法・役割を異にします。
著者の宮増豊好 (18991976) は観世流小鼓方の能楽師で、湯浅勇三に師事し、昭和15年に
宮増姓を継いで宗家となった人物。
観世流小鼓方宗家系の稽古会・社中「味麻之会」発行。
本書には各曲の謡に対応する小鼓の手附が記号を用いて示されるほか、小鼓の構造・名称、音譜、
打方心得なども収録されています。
また、巻末には観世流小鼓方の系譜を掲げ、宮増家・観世流小鼓方の伝承を知る資料としても
興味深い一冊です。
目次
・独鼓: 熊野. 賀茂. 東北. 羽衣. 田村. 蝉丸. 鉢木. 鵜飼. 芦刈. 海士.
・囃子:百萬. 桜川. 清経. 田村. 八島. 経正. 舟弁慶. 紅葉狩.
熊野. 小袖曽我. 安宅. 盛久. 山姥. 鞍馬天狗. 胡蝶.
・粒建
・音譜
・小鼓打方心得
・観世流小鼓方之系