辻邦生全集 9 春の戴冠 上
新潮社 定価7700円
辻邦生の遺した豊饒な物語世界――。その全容を明らかにする初の本格的全集。
花の都フィレンツェを率いたロレンツォ・デ・メディチの死を境に、都市は一挙に崩壊する。陰謀、経済の破綻、そして預言者サヴォナローラの出現。急転換する都市の命運――文学史にのこる名作巨編。
辻邦生:
1957(昭和32)年から1961年までフランスに留学。1963年、長篇『廻廊にて』を上梓し、近代文学賞を受賞。この後、芸術選奨新人賞を得た1968年の『安土往還記』や1972年に毎日芸術賞を受けた『背教者ユリアヌス』等、独自の歴史小説を次々と発表。1995(平成7)年には『西行花伝』により谷崎潤一郎賞受賞。他の作品に『嵯峨野明月記』『春の戴冠』等。
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