武家社会を嫌い、紀州藩を脱藩した浪人・三隅志格と、猫絵描きを生業にする丈七には裏の貌がある。それは法の網を潜り抜け、庶民を泣かせる悪党を人知れず始末することだった。谷中の元締めの意を受けた志格と丈七は、徒党を組んで狼藉を繰り返す旗本の三男とその仲間たちを屠った。さらに三男の背後で理不尽に町娘を毒牙にかける御家人崩れを冥府へ送るべく、仕置きの剛剣を舞い閃かす。