世界中のコレクター友人より引き継いだ、こだわりの宝石鉱物コレクションを放出致します。なお、【宝石鉱物コレクション】シリーズにつきましては、お値引きは致しかねますので、何卒ご了承ください。

サイズ:約43x38x29mm
産地: Sar-e-Sang, Kuran wa Munjan District, Badakhshan, Afghanistan.
 
 ヒマラヤ、カラコルム、ヒンドゥークシュと天山、崑崙山脈の延々たる峻岳に囲まれ、世界の屋根として広がるパミール高原の一角、アフガニスタンの東北地方であるバダフシャーン州に位置する人類の歴史上最も古い宝石鉱山であるラピスラズリ鉱山地帯が位置するサル・エ・サン地域から採掘された藍方石の極めて貴重な強光沢・極濃色完全巨晶個体、多言を費やす必要がなく、この魅力的な鉱物種にしてほとんど出会えないなんと約41x23x15に達した衝撃的なウルトラマリンの巨大幾何体として聳え、さらにこの産地にして基本的には用いることのない比喩表現である鏡面のような強烈な硝子光沢に包まれながらほぼ完全たる産状として晶出し、巨大なアズール・モノリスのように悠久たる調べを秘めながら中東の延々と続く群山に眠り、藍方石の極めて貴重な強光沢・極濃色完全巨晶個体です。鉱物を収集し始めた頃からお付き合いがあり、驚異的な品質を備えたミニチュア/キャビネット標本ラインナップを構築したT.K.ミングソン氏のこだわりのアジアンコレクションより引き継いだ格別の一点。標本のその存在感はあまりにも強く、この魅力的な鉱物種にしてほとんど出会えないなんと約41x23x15に達しながら、目の覚めた極めて鮮烈なウルトラマリンに満たされる巨体に視線が吸い込まれ、さらにこのサイズはメイン結晶の露出部のみのサイズで、母岩内部に埋まる部分を考えるとその体積がさらに増えます。さらに注目すべき、結晶表面には接触による浅溝やエッチング模様が残られたものの、この産地にして基本的には用いることのない比喩表現である鏡面のような強烈な硝子光沢に包まれ、高温高圧の広域変成作用で形成された緻密な質感を持つこの産地の一般的な細粒タイプ大理石ではなく、モゴックのような粗い粒子で構成された粗粒タイプにより近い母岩が示した結晶成長の局所環境に適度な圧力、一定な成長空間と保存条件が揃ったことに関連性があると推測できます。照り艶の光沢と深邃なウルトラマリンの宝石質は結晶全体に濡れたような瑞々しく魅力的な質感を作り出し、さらにメインの巨晶以外に、同じ産状の3センチ位に近いもう一体の大結晶が確認でき、UVライトで結晶は強烈なオレンジの蛍光を放ちます。そしてメイン巨晶の4センチも突破したサイズにもかかわらず、崩落などのダメージが激しく、結晶形のない団塊状としての流通も非常に多いこの産地にして一線を画した、なんと両端の錐面を含めすべての結晶面が揃ったほぼ完全たる産状として保存され、巨大なアズール・モノリスのように悠久たる調べを秘めながら中東の延々と続く群山に眠り、藍方石の極めて貴重な強光沢・極濃色完全巨晶個体です。アフガニスタン産藍方石にして目にしたことのないレベルの強光沢を纏い、極めて美しく瑞々しい質感を示す大型結晶で、この産地で比較的多く流通する結晶形のない団塊状、あるいは造形のやや荒い個体では満足できず、強いこだわりを持つコレクターの方に特におすすめの一点で、オリジナルラベル、展示台が付属致します。

 インド、スリランカ、バングラデシュ、ブータン、モルディブ、ネパールやパキスタン、アフガニスタンの一部を含め、インド洋に囲まれたインド亜大陸はかつて南半球に存在したゴンドワナ超大陸の一部で、アフリカ大陸と南極大陸に挟まれた位置にありました。約1億4000万年前のジュラ紀のプレート運動でインド亜大陸は北上し始め、約5000万年前ころにユーラシア大陸に衝突し、新期造山帯であるヒマラヤ山脈が形成されました。約6000キロ以上の旅路を歩んだインド亜大陸は現在でも年間67mmの速度でユーラシア大陸の下に沈み込み、両大陸の間に挟まれたヒマラヤ山脈も年間約5mm上昇し、地質学的に活発になっています。ヒマラヤ造山運動によって形成され、中国、アフガニスタン、タジキスタンを跨る平均標高5000メートルに達したパミール高原は標高8611メートルの世界第二高峰K2をはじめとして、崑崙山脈の最高峰である7719メートルのコングール峰、ヒンドゥークシュ山脈最高峰である7708メートルのティリチミール峰、タジキスタン最高峰である7495メートルのイスモイル・ソモニ峰などの延々たる峻岳に囲まれ、世界の屋根として広がっています。パミール高原南西の一角、アフガニスタンのバダフシャーン州奥地には紀元前から稼働し続け、人類史上最古とされる宝石鉱山であるラピスラズリ鉱山地帯が地域を流れるコクチャ川東岸の2500メートル級の険し崖谷(画像10)に位置し、「石の頂」を意味するサル・エ・サンと呼ばれるこの土地は古くから所有者に代々排他的で厳重に管理されています。人類の宝飾、絵画や宗教の歴史に強い影響を与えたラピス・ラズリは実は複数の鉱物が混合する岩石に与える宝石名で、鉱物学に使われる正式な名前ではありません。ラピス・ラズリは主にラズライトと呼ばれるナトリウム、カルシウムと硫黄が含まれる珪酸塩鉱物を主成分とし、脈状に走る方解石と点在する黄鉄鉱に三種類の成分が含まれる岩石です。(ちなみに珪酸塩鉱物に属し、和名では青金石と呼ばれるラズライト(Lazurite)に対して、燐酸塩に属する天藍石(Lazulite)も存在し、全く異なる成分を持つ鉱物です)青金石は藍方石、方ソーダ石と同じソーダライトグループに属し、基本成分である方ソーダ石Na4(Si3Al3)O12Clを基礎として、硫酸塩端成分を持つ藍方石Na3Ca(Si3Al3)O12(SO4)と、さらに硫化イオン端成分を持つ青金石Na7Ca(Al6Si6O24)(SO4)(S3) H2Oが連続した固溶体関係を作り、同じ等軸晶系に属する三種類の鉱物は硫黄成分による光の吸収由来の青の発色に呈します。
 藍方石は17世紀初頭にも記録されていた古くから知られる鉱物で、1807年にデンマーク鉱物愛好家であるトネス・クリスチャン・ブルーン・デ・ネールガードが、近代結晶学・鉱物学の礎を築いたフランスの鉱物学者であるルネ・ジュスト・アユイ神父(結晶は偶然の形ではなく、内部に規則的な基本単位を持つという考えに至り、結晶形の面や角度が一定の法則に従うことを体系化した最初の人物です)への献名として命名されたケイ酸塩鉱物で、最初に記載された時期は古いため、後年の検討により原産地はソンマ山とネミ湖の両方に定め、いずれもイタリアの中南部に位置します。藍方石はアルカリ火成岩などの噴出岩の内部に直接生成され、または炭酸塩の高度変成作用と硫黄、塩素、ナトリウムに富む流体交代作用の複合成因で形成し、小粒になる傾向が強く、さらに理想的な硫酸塩端成分に近い結晶は無色で、不純物である硫化物イオンが含まれることで美しい青の発色を示します。また、アフガニスタン産藍方石は後期流体の成分変化によって白いゴナルド沸石(画像1:結晶右下に確認できる白い部分)との置換が発生する場合もあります。

 こちらの標本は ヒマラヤ、カラコルム、ヒンドゥークシュと天山、崑崙山脈の延々たる峻岳に囲まれ、世界の屋根として広がるパミール高原の一角、アフガニスタンの東北地方であるバダフシャーン州に位置する人類の歴史上最も古い宝石鉱山であるラピスラズリ鉱山地帯が位置するサル・エ・サン地域から採掘された藍方石の極めて貴重な強光沢・極濃色完全巨晶個体、多言を費やす必要がなく、この魅力的な鉱物種にしてほとんど出会えないなんと約41x23x15に達した衝撃的なウルトラマリンの巨大幾何体として聳え、さらにこの産地にして基本的には用いることのない比喩表現である鏡面のような強烈な硝子光沢に包まれながらほぼ完全たる産状として晶出し、巨大なアズール・モノリスのように悠久たる調べを秘めながら中東の延々と続く群山に眠り、藍方石の極めて貴重な強光沢・極濃色完全巨晶個体です。鉱物を収集し始めた頃からお付き合いがあり、驚異的な品質を備えたミニチュア/キャビネット標本ラインナップを構築したT.K.ミングソン氏のこだわりのアジアンコレクションより引き継いだ格別の一点。標本のその存在感はあまりにも強く、この魅力的な鉱物種にしてほとんど出会えないなんと約41x23x15に達しながら、目の覚めた極めて鮮烈なウルトラマリンに満たされる巨体に視線が吸い込まれ、さらにこのサイズはメイン結晶の露出部のみのサイズで、母岩内部に埋まる部分を考えるとその体積がさらに増えます。さらに注目すべき、結晶表面には接触による浅溝やエッチング模様が残られたものの、この産地にして基本的には用いることのない比喩表現である鏡面のような強烈な硝子光沢(画像3,4,5,6,9)に包まれ、高温高圧の広域変成作用で形成された緻密な質感を持つこの産地の一般的な細粒タイプ大理石ではなく、モゴックのような粗い粒子で構成された粗粒タイプにより近い母岩が示した結晶成長の局所環境に適度な圧力、一定な成長空間と保存条件が揃ったことに関連性があると推測できます(また、粗粒大理石では単位体積あたりの粒界と接触面の総量が比較的少なくなるため、内部に生成される結晶との反応境界面に与える影響も少ないとされます)。照り艶の光沢と深邃なウルトラマリンの宝石質は結晶全体に濡れたような瑞々しく魅力的な質感(画像1,8,9)を作り出し、さらにメインの巨晶以外に、同じ産状の3センチ位に近いもう一体の大結晶(画像7)が確認でき、UVライトで結晶は強烈なオレンジの蛍光(画像2)を放ちます。そしてメイン巨晶の4センチも突破したサイズにもかかわらず、崩落などのダメージが激しく、結晶形のない団塊状としての流通も非常に多いこの産地にして一線を画した、なんと両端の錐面を含めすべての結晶面が揃った(画像1:標本正面 画像4,5:標本両側)ほぼ完全たる産状(画像3:底部の錐面に若干のエッチング痕が確認でき、ダメージではありません)として保存され、巨大なアズール・モノリス(画像1,9)のように悠久たる調べを秘めながら中東の延々と続く群山に眠り、藍方石の極めて貴重な強光沢・極濃色完全巨晶個体です。アフガニスタン産藍方石にして目にしたことのないレベルの強光沢を纏い、極めて美しく瑞々しい質感を示す大型結晶で、この産地で比較的多く流通する結晶形のない団塊状、あるいは造形のやや荒い個体では満足できず、強いこだわりを持つコレクターの方に特におすすめの一点で、オリジナルラベル、展示台が付属致します。


 この度コレクション整理のため出品いたします、この機会をぜひお見逃しなく。
 

注意事項

※写真はLEDライト/UVライト環境で撮影しております。

※天然石のため、多少のヒビや欠け等のダメージがあります。

※お使いのモニターにより写真と実物で色が異なる場合がございます。

※サイズや重量に若干のズレがある場合がございます。

※別途記載のない限り、台座やミネラルタックは付属しません。

※台座などの付属品をお付けする場合、使用感のあるものとなりますので、あらかじめご了承ください。

※(重要)評価新規の入札者様はご入札する前に質問欄にご購入意思のご表示をお願い致します。
   意思表示のない場合はご入札を取り消しさせていただきます。ご了承ください。

不明点につきましては、ご購入前にご確認をお願い致します。

  お知らせ:昨年7月頃より本業において新規プロジェクトを主導し、現場への長期駐留が続いておりました関係で、コレクションの出品を行えず誠に申し訳ございませんでした。現在は多少時間に余裕ができましたので、宝石コレクションなどシリーズ出品から少しずつ再開させて頂きます。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

 また、お取引経験のある落札者様限定の出品リクエストを承ります。お探しの標本がございましたら過去の取引ナビや質問欄にてお気軽にご連絡ください。(放出できる標本例:ファインサムネイル、ブラジル宝石鉱物、アクアマリン(多産地ハイグレード個体)、ロードクロサイト(パキスタン、スイートホーム鉱山産など)、自然金/銀、ex.N.Graham(オコルスA-Pit青蛍)、ex.Mingson(高品質ラージミニチュア/スモールキャビネット標本)、ex.Larson(ミャンマ―、カリフォルニア宝石鉱物)、ex.M.M(ミャンマ―宝石鉱物)、ex.Lavinsky(多産地)、ex.Smale(トルマリン、ガーネットなどの宝石鉱物)、ex.R&R(南米鉱物)、ex.Eugene(ロシア鉱物)、ex.Lin(中国古典鉱物) 、ex.Bruggemann(アフリカン宝石鉱物)、ex.Koster(イリノイ蛍など)、及びThe Mineralogical Record掲載標本など多数)