

女性が書いたと思われる恋文。
「浅間のたけのけむりより、心の煙り」とあり、長野県の浅間山の近隣に住む女性らしい。
「恋しつつ宿をたちいで」、「道ならぬ恋」、「人めをしのび、一筆」、「一夜まくらのおんなさけ」などの言葉から、長野県の遊女が、男性客に送った恋文らしい。
末尾に、「色よい御返事を、何度も何度もお願い申し上げます」とある。
【愛の言葉 抜粋】
・「恋しつつ宿をたちいで」
・「君さま御事、朝夕思ひくらし」
・「くるしきむねを、をししづめ、人めをしのび、一筆しめしまいらせ候」
・「道ならぬ恋の山路にふみまよい、色香もふかき君さま」
・「こひ風の身にしみじみとしみわたり、我身のこころ、空となり」
・「浅間のたけのけむりより、心の煙り、二人つなぐおもひ、こがらしかなしさを」
・「なを一夜まくらのおんなさけ」
・「かたときもあきらめられぬ君さま」
・「折よきふしを御見合、色よき御返事幾重ニもねがいこひまいらせ候」
【サイズ】15×90cm
【作成年】不明。
【状態】痛み、汚れあり。