佐々木毅/鷲海誠一/杉田敦の共著となる「西洋政治思想史」です。北樹出版社刊、読みやすいハードカバーです。220ページ。定価2,400円(税別)状態は未使用に近く、非常に良好です。送料は、クリックポストで240円です。
★内容: 本書は、西洋政治思想についての大学での講義を念頭において執筆されたもの。ギリシアから現代まで、アメリカ思想を含め、プラトン、ハイエク、ロールズ、フーコー、アーレントらに至るまでの、広範囲にわたる政治思想の原点を紹介しつつ簡潔に解説している。古典古代政治思想、中世政治思想、近代政治思想、現代政治思想の4部からなる構成で、全体をわかりやすく展望できるよう工夫をこらしている。
「本書全体を貫く問題関心を一つあげるとすれば、『政治』というものに対する西洋思想の独特の取組みを執拗に追いかけたことである。政治についてそもそもどのように考えるかということは、それほど自明なことではない。これは現在の日本の政治についてわれわれがどう考えるかを考えてみればわかるように、決して容易に回答が得られるものではない。ましてや、『どのように考えたらよいかなどと考えなくてよい』といったことでは済むものではない。現に、一国の政治の姿は政治についてどう考えているかと深く結びついているからである。思想家たちはこの問題に対し、西洋の伝統や先人の議論を念頭において果敢に取り組んだ人々に他ならない。そこには緩やかな意味での『対話』とでもいうべきものが見られる。本書の課題は、われわれから見て、この取組みの特徴をできるだけはっきりとえぐり出し、はっきりと目の前に引き出すことにあったのである。また、それこそが西洋政治思想といった講義の重要な使命であるとわれわれは考える」 (「はじめに」より)
★共著者、佐々木毅(ささき たけし)は1942年、秋田県生まれ。東京大学法学部政治学科卒業。東大法学部教授などを経て、同大学学長。法学博士。専攻は政治学、西洋政治思想史。福田歓一の指導を受け、マキアヴェッリの政治思想の包括的研究からスタートし、ジャン・ボダン、プラトンなどを手がけた。1980年代に入り、現代アメリカの政治思潮の分析に手を広げると同時に、現代日本の政治について執筆をはじめ、現在に至るまで論壇で盛んに活躍している。国立大学協会会長、学士会理事長、日本学士院長なども務めた。文化功労者、文化勲章受章者。主著に、『マキアヴェッリの政治思想』、『主権・ 抵抗権・寛容』、『西洋政治思想の誕生」』、『プラトンと政治』、『民主主義思想の源流』(共編), 『現代アメリカの保守主義』など。
★同、鷲見誠一(すみ せいいち)は1939年、東京生まれ。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。同大学院法学研究科博士課程単位取得退学。慶應義塾大学法学部教授(のち名誉教授)、コーネル大学研究員、ケンブリッジ大学研究員などを務めた。主著に『ヨーロッパ文化の原型』、『人権の政治思想』など、主論文に「マルシリウス・バドゥアの国家観」、「支配原理としての中世ローマ教皇制」など、訳書にストゥレイヤー『近代国家の起源』、パコー『テオクラシー』、ティアニー『立憲思想』など。
★同、杉田敦(すぎた あつし)は1959年、群馬県生まれ。東京大学法学部卒業。新潟大学法学部助教授などを経て、法政大学法学部教授。日本政治学会理事長も務めた。主著に『権力の系譜学』、『権力』』、『デモクラシーの論じ方―論争の政治』、『境界線の政治学』、『政治への想像力』、『政治的思考』など、主論文に「人間性と政治―グレアム・ウォーラスの政治理論」、「ミシェル・フーコーと政治理論」、「政治における『近代』と『脱近代』」など。
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