★商品説明★ 稲葉稔著 「風塵の剣1・7(完)」 角川文庫

 「風塵の剣1」      平成25年 2月25日初版
 「風塵の剣7(完)」   平成26年12月25日初版
     定価    590円、600円+税  290頁、296頁

★著者略歴★  1955年、熊本県生れ。脚本家、放送作家を経て1994年「かまち」で作家デビュー。冒険小説やSF戦記など多彩な分野で活躍。最近は時代小説の執筆が多い。

★作品内容★  <1> 浅間山の噴火の年に生まれた彦藏。父親は勘定方に勤め、何もなければ、それなりに暮らせていたかもしれない。けれど、藩主に諫言したことで、主君の差し向けた役人によって、一家皆殺しにされてしまうのだが、幼い彦藏は、母親によって屋根裏に隠され、一人で冬の峠を越え、生き延びる。彦藏5歳のときだ。  駿河の国まで逃げてきた彦藏は倒れていたところを、浪人の松山辰兵衛に救われ、無人となった村の廃屋で二人だけで暮らすことになる。龍兵衛は分け合って江戸を逃れてきた男だったが、彦藏に読み書きと武士の作法や剣術を教える。それから12年、17歳になった彦藏の背は辰兵衛を抜く。龍兵衛は決意して江戸に出てくることにするが、小田原で倒れる。一人江戸に出てきた彦藏は仕事を探すが、なかなかいい仕事は見つからない。ただし愛したことがなかったのでその剣の腕は不確かだったが、結構強かった。  結局、剣の腕で町道場の用心棒となることができた。また、亡き父が幼いころほめてくれた絵を描くことを趣味にする。若き青年の成長物語。
 <7> 江戸の生活も安定し千春は夏には出産予定。けれど、故郷の百姓の様子も気にかかり、かつて逃げた藩に戻り、父のかつての上司であり理解者であった用人の村木と再会する。搾取される農民と暗愚な藩主への思い。でも、藩主の嫡男の青年と会い、その人柄に未来を見出すのだが、藩主とその取り巻きの家老たちは、側妾の幼い子供を次期藩主に立てようと、英明な嫡男の若者に暗殺の手を伸ばす。驚天の展開が待ち受ける中、彦蔵は国のためにある手立てを考える。国とは何か、己のすべき事は何かを問いかけての結末。

  状 態
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