写真帳大きさ30x21.5cm。戦中写真87枚、戦後写真120枚。海軍予科練出身のパイロットの手製の生写真帳2冊セットです。戦中時代の1冊には表紙に錨の襟章？が付けられ、昭和19年に予科練入隊から集合写真、カッター訓練やグライダー、赤トンボでの飛行、大阪市内の分列行進、仲間たちのポートレート、教官や副長などの中に「特攻隊ノ面影」と題された飛行服での集合写真の1枚もあります。敗戦による退隊と連合軍の進駐を告げる新聞の切り抜きもあり、戦後の日本を生き抜く思いがつづられ、工業学校に入学、飛行服から背広に着替え就職して仲間や家族の写真、登山にいそしむ姿が捉えられています。また戦後を象徴する人間天皇の姿を撮影した珍しい1枚も入っています。本人の魅力的な写真とキャプション満載でヤフオクの10枚の制限ではその全貌をお伝えすることが出来ず、戦後の写真は紹介できませんでしたが、予科練パイロットの写真帳という珍しさだけでなく、戦後の歩みもわかる非常に貴重な歴史史料と思います。写真帳にはいたみ、写真の脱落などがありますがその魅力は損なわれていません。※出品画像はデジタル処理により個人名などを隠しています。

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