英国にて販売されておりますコレクターズガイドに太田吉三郎氏の銘が記載されておりますので御写真を掲載させ
て頂きます。年代特定の参考にして頂けますと幸いです。

　
太田吉三郎は優れた七宝家でもあり優れた指導者でもありました。太田吉三郎の子孫は現在でも七宝焼窯元として
製作を続けております。七宝工芸作家の太田吉亮氏が四代目であり第35回日展で七宝焼の立体造形で初めて特選に
輝きました。二代目の良治郎氏は日展の前身である旧帝展工芸部唯一の七宝入選者であり三代目博明氏と続く代々
日展作家として活躍しています。

子孫の活躍へとつながる高い技術を本作に見ることが出来ます素晴らしいお品で御座います。

ただえさえ非常に稀少なお品に御座いますが今回は一対にて英国より届いております。本来であれば一対にて
ご紹介させて頂きたいところでは御座いますが掲載できますお写真の枚数を超過してしまう為に二回に分けて
のご紹介になります事をお許し下さい。本作は「其の弐」としましてお写真右側の作品に御座います。右側の
作品も「其の壱」としまして先にご紹介させて頂いておりますので合わせてご検討頂けますと幸いです。

一対にてご検討されますお客様がおられましたら直接ご連絡いただきましてもご対応させて頂きますので宜しく
お願い申し上げます。一対共に無傷完品保証品とさせて頂きます。