天保5年夏の日付のある、阿波人 宇田深林『 正楷字覧 』です。初版。和本。原題箋欠(一部残存)。序文 徳島藩儒 那波鶴峯。本文32丁。内容は、江戸時代の漢字・異体字の研究書のようです。大阪 河内屋儀助を筆頭とする3書舗( 江戸 小林新兵衛 京都 植村藤右衛門 )の共同蔵版。売弘め 阿州徳島 佐古町3丁目 一乗屋勘右衛門。出版は大阪ですが、著者序文とも阿波人なので、売り弘め書肆として、徳島城下の一乗屋が掲載されています。この書店は、他の和本では登場しない本屋です。  詳しい内容は、写真欄をご覧願います。  両表紙に経年の変色・汚れ・はがれ・折れ・折れシワ・本文中の上部全体に水濡れ跡・小虫食い穴があります。版面は初摺りのようで、各丁の摺り面は鮮明です。  189年前の和本ということで、ご理解願います。  サイズはタテ25.7cm×ヨコ18.0cm×厚さ0.7cm。  ゆうパケット310円でお送りします。  ★保存状態の記述は、あくまで出品者の主観的な評価ですので、保存状態にきびしい方は、入札をご遠慮願います。