酒井勝軍『神代秘史百話』です。昭和8年版です。一部が当局による削除がなされています。本書は、昭和10年2月17日に、当時陸軍歩兵少佐、小松潤三が、磯原の皇祖皇太神宮に参拝した折に求めたもので、その旨が見返しに書かれています。天津教葉翌年に弾圧を受け、本書も発売禁止となっています。小松については、竹内義宮『デワ話ソウ 竹内巨麿伝』巻末の拝観者リスト、藤原明『幻影の偽書「竹内文献」と竹内巨麿』巻末の年表でも名前が見られ、拝観日が不明でしたが、この資料で年月が確定することになります。恐らくは、当然小松一人ではないでしょうから、他の軍人も同道していたろうと推測されます。この小松は、三浦一郎『九鬼文書の研究』でも陸軍中佐として大陸から古代文字を持ち帰った人物として登場します。三浦は、ある会合でそれを見せてもらったとのことなので、関係者の間では知られた存在だったのかと思われます。昭和18年には陸軍大佐に昇進した様です。裏表紙見返しには、岩田大中『人類の祖国・太古日本史』からの抜粋がメモされており、小松の竹内文献への関心の程が窺えます。また、この抜粋の末尾に「太古書院 東京支所」とあることから、岩田の初版本ではなく、同支所の奥付となっている再版本を入手していたろう事が分かります。書込み自体が貴重なものかと思います。
表紙全体に汚れ、本文にかなりの振仮名などの書込み、線引き等があります。 状態は画像をご覧下さい。扱っているのは、基本的に古本ですので、末尾の遊び紙に小さな古本屋の値札や、剥がし跡がついている場合がありますが、こちらは記載致しません。それ以外の状態表記とご理解ください。 ※※※ヤフオクのシステム変更により、受取連絡を迅速に頂ける方、また「評価」までご対応頂ける方でお願い致します。お送りしても何らご連絡のない方、説明文を読まずに評価までご対応頂けない方につきましては一切入札をお断りします。
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