自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。

宿六・色川武大初版 色川孝子

一日六回の食事作りに、常に来客が絶えることがなく、20年間に10回の引越の準備をした波瀾万丈な夫との生活を追想する好エッセイ

15歳も年上のデブでハゲで、大の風呂嫌いで、おまけに難病ナルコレプシーの従兄との結婚生活は、1日6回の食事作りに、絶え間のない来客への応対をして、20年間に10回も引っ越しの片付けをする毎日…。天才・鬼才と謳われ、ギャンブラーにして作家であった夫とのいささか風変わりな夫婦生活を愛憎をもって追想したエッセイ。

目次
宿六・色川武大
わが家の「阿佐田哲也と色川武大」―奇病と闘い、博打を愛し幸せに逝った夫との二十年

レビューより
わたしは、色川武大のことも阿佐田哲也のことも知らなかった。それでも、グイグイと物語に引き込まれていった。途中まで、小説のつもりで読んでいたくらいだ。しかしこれは事実だった。
色川武大の人生を、妻から見た物語だったのだ。
どうしてこれほどまでに夫に献身的なのか。色川と妻、両者の魅力がふんだんに散りばめられている。

この回想記、作家の妻は大変だとはわかる。しかし面白い。実際はもっとすごかったのだろう。
色川武大ここにありという感じがしないのは、奥様の思いやりかもしれない。すぐ読めてしまうのだが、また読み返したくなるのはなぜだろうか。
色川さんのファンだったので作家の側面を奥様の手記で奔放に暴露されているところが(別の一面が垣間見れて)面白かったです。

色川(阿佐田)ファンならそのエッセイなどで知っている、ナルコレプシー、1日6回の食事、度重なる引越し、正体不明の来訪者というキーワードが巻き起こす数々のエピソードが妻側の視点から綴られている。文庫本の裏表紙には「愛憎をもって追想したエッセイ」とこの作品を紹介しているが、そんな内容だ。