20世紀有数のヴァイオリニスト、メニューインは、ベラルーシから移民してきたユダヤ系ロシア人を両親に1916年、ニューヨークに誕生。早くからヴァイオリンに興味を示し、3歳からレッスンを受けて急速に上達、7歳で公衆の面前で演奏を披露したほどの腕前でした。以後、10代前半ですでに世界的な活躍を開始するなど、天才少年として大きな注目を集めながら演奏活動を続け、戦後まもなくキャリアの頂点を極めることとなります。
メニューインはヒューマニストとしても知られており、戦時中は連合軍のための慰問活動を熱心に行い、戦後は、アメリカ楽壇のひんしゅくを買いながらもフルトヴェングラーを擁護、イスラエルから受勲したときも、演説でパレスチナへの占領活動を非難するなど、人権に対する公正な考えを常に示しており、欧米では大きな尊敬を集めてもいます。