DVD
チェリビダッケ&バレンボイム
● シューマン:ピアノ協奏曲イ短調 Op.54
収録:1991年7月 エアランゲン・シュタットハレ(ライヴ)
● チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23
収録:1991年10月 ミュンヘン、ガスタイク(ライヴ)
ダニエル・バレンボイム(ピアノ)
ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
セルジウ・チェリビダッケ(指揮)
カラー、4:3、PCMステレオ
メトロポリタン・ミュニックが制作した一連のチェリビダッケ&ミュンヘン・フィルのコンサート映像作品がユーロアーツ・レーベルより続々と復刻されていますが、ブラームスに続いて、バレンボイムをソリストに迎えたチャイコフスキーとシューマンのピアノ協奏曲集も登場することとなりました。
チェリビダッケにとって、正規の商業録音としては共に唯一の内容であるふたつのピアノ協奏曲は、同一の音源を使用したCDもリリースされて初出時にも話題を集めたように、入念なリハーサルに裏付けられた精緻な音色のセンスと悠然たるテンポを基調に、巨大な音楽が展開されるというもので、チェリビダッケ晩年の様式美が顕著な点では、同じ顔合わせによるブラームスと等しく、およそ破格というほかありません。
かねがねバレンボイムは、チェリビダッケについて「わたしがこれまでに巡り合ったもっとも偉大なる音楽家のひとり」と公言してきましたが、現代屈指の巨匠ピアニストとして意欲的な活動を展開しながらも、どういうわけかバレンボイムの弾くチャイコフスキーは現状でもこれが唯一の録音のままというのは、ここでの共演を越えるのは至難との思いからなのかもしれません。