マルクスの欲求理論 (叢書・ウニベルシタス) アグネス・ヘラー/著 良知力/訳 小箕俊介/訳 法政大学出版局 1986年4月(第2版)
写真にあるように、いわゆる「天」の部分に、僅かなシミがある他は、汚れ・日焼け、書き込みなどはなく、中身は新品状態です。ほぼ希少本といえます。扉ページに「大学図書館蔵書」印とその上に「廃棄」印がありますが、図書登録やラベル貼付はなく、図書として利用された経歴も全くありません。
アグネス・ヘラー:gnes Heller, 1929-2019はブダペスト学派の哲学者で、ルカーチの弟子。
ヘラーは資本主義社会では、人間の多様な欲求が歪められているとする。あらゆる欲求は「貨幣」や「所有(モノを持つこと)」という量的な欲求に変えられ、自己実現のような質的欲求は背後に退く。「人間らしく生きたい」という欲求は資本主義では満たせない。人々がこのような社会を根本から変えようとする欲求は、変革への原動力となる。これをヘラーは「急進的欲求」と呼ぶ。