


素材選びと着用時の輪郭を重視し、装飾ではなく服そのものの完成度で見せるインポートブランドです。 生地、編み、パターンの違いが着たときに静かに伝わる設計を得意としています。
こちらは、LUIGI BORRELLI / ルイジボレッリ 春夏 鹿の子ポロシャツ ショートカラーショートスリーブ カノコ素材。
ルイジ・ボレッリが手がける本ウエアは、シャツで培われた同ブランドの美意識と、ニット専業にも引けを取らない素材・編地設計が融合した、非常に完成度の高い一着です。
本作は厚手のハイゲージで編み立てられながら、組織にはミドルゲージ相当のリブ編みを採用。
高密度なハイゲージ特有の端正な表情と、リブ編みならではの立体感・伸縮性を同時に成立させています。
素材にはコットンを採用。細かな凹凸を持つ鹿の子組織は、平編みに比べて肌との接地面が少なく、 汗ばむ季節でも生地がまとわりつきにくいのが特徴です。編み目を細かく整えることで、 スポーティな素材を粗野に見せず、襟付きのデザインにふさわしい端正な表情へまとめています。 コットンならではの乾いたタッチと自然な吸湿性があり、洗いを重ねても過度な光沢が出ません。 糸の膨らみを残しながら表面を整えているため、柔らかさと輪郭の両方が保たれています。
ウォッシュ加工によって、整いすぎた表面にわずかな柔らかさと濃淡が加えられています。 型崩れさせるための加工ではなく、糸や生地の硬さを取り、着始めから身体へ馴染みやすくするための仕上げです。
ミドルゲージは、ローゲージほど編み目を誇張せず、ハイゲージほど表面をフラットにしない中間的な組織です。 糸の膨らみと編み目の陰影を残しながら、肩線や身頃の輪郭をぼかさない点に、このゲージを用いる意味があります。
細かなハイゲージの編み地は、生地を薄く見せるだけでなく、表面の均整と落ち感を整えます。 身体へ沿いすぎず、余計な膨らみを作らないため、単体で着ても輪郭が曖昧になりません。
襟、前立て、袖口、裾の分量を過度に強調せず、ポロシャツに必要な端正さだけを残しています。 身体へ張り付く細さではなく、肩から身頃へ自然につながる標準的なフィッティングです。