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上坂冬子『慶州ナザレ園―忘れられた日本人妻たち』

見返しに、著者・上坂冬子の直筆署名が入った署名本・サイン本です。帯付き。昭和57年三版。

植民地時代に朝鮮半島の男性と結婚し、戦後も韓国で暮らすことになった日本人女性たちを現地取材したノンフィクションです。

故国を離れて海を渡り、敗戦や朝鮮戦争、夫との死別・離別などを経験した女性たち。日本と韓国、二つの国の谷間で忘れられ、古都・慶州の福祉施設「ナザレ園」で暮らしていた日本人妻たちの人生と証言を記録しています。

帯には「日韓史の生証人となった妻たち」とあり、女性たちがたどった歴史的悲劇を通して、国境を越えた福祉のあり方を問いかけるドキュメントと紹介されています。

本書は第14回大宅壮一ノンフィクション賞の候補作となりました。

【著者略歴】

上坂冬子(1930~2009)は東京生まれのノンフィクション作家。本名・丹羽ヨシコ。高校卒業後、トヨタ自動車工業に勤務し、職場での体験をまとめた『職場の群像』で、1959年に第1回中央公論社思想の科学新人賞を受賞しました。

その後、文筆活動に入り、初期には女性や職場をめぐる問題を、のちには昭和史・戦後史を中心とするノンフィクション作品を多数発表。『生体解剖―九州大学医学部事件』『巣鴨プリズン13号鉄扉』『硫黄島いまだ玉砕せず』などの著書があります。

1993年には、それまでの作家活動に対して菊池寛賞および正論大賞を受賞しました。

【書誌情報】

書名:慶州ナザレ園―忘れられた日本人妻たち
著者:上坂冬子
発行者:高梨茂
発行所:中央公論社
初版発行:昭和57年(1982年)7月25日
本書発行:昭和57年(1982年)8月23日 三版
定価:1,100円
付属品:帯
署名:上坂冬子直筆署名入り
奥付記載書籍コード:0031-001557-4622
ISBN:本書には記載なし

※書誌データには単行本版ISBN-10「4-12-001128-3」、ISBN-13「978-4-12-001128-3」が登録されていますが、出品物にはISBNの印刷がなく、旧書籍コードのみ記載されています。そのため、本出品では現物に従い「ISBN記載なし」としています。

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