【真筆】
福沢諭吉が明治19年(1886年・丙戌)に地方を漫遊した際に詠んだ七言絶句の漢詩です。
福沢諭吉本人肉筆、印も合致しています。

こちらは、5年ほど前に私が京都の表具屋にて再表装をしています(88000円ほどかかりました)
重厚な唐草の文様になっています。

ので購入される方はとても得だと思います。気持ちよくご使用頂けるかと思います。
以下に解説と現代語訳、その背景をまとめます。

遊説王公非我事
唯欣随処故人多
無端却被孟軻笑
傳食四方車上過


【書き下し文】 

遊説(ゆうぜい)する王公は我が事に非(あら)ず 

唯(た)だ欣(よろこ)ぶ 随所(ずいしょ)に故人(こじん)多きを

 端無(はしな)くも却(かえ)って孟軻(もうか)の笑ひを被(こうむ)らん

 四方に伝食(でんしょく)して車上(しゃじょう)に過ぐと


【現代語訳】

諸侯を遊説して回るような振る舞いは、私の柄ではない。

 ただ行く先々で、昔懐かしい(慶応義塾の)仲間が多く迎えてくれることは望外の喜びである。

 しかし思いがけず、あの孟子から笑われてしまうかもしれない。

 「あちこちでご馳走になり、車に乗ってばかりの日々を過ごしているではないか」と。

まだまだ私自身、努力しなくてはならない。


【解説と背景】

福沢諭吉らしいユーモアと教養が光る作品です。

「孟軻」とは中国の思想家である孟子のこと。かつて孟子が数十台の馬車と数百人の従者を引き連れ、

諸侯から手厚いもてなしを受けながら諸国を遊説した故事を踏まえています。

「自分には政治的な野心(遊説)などない」と言いつつも、結果的に地方漫遊の先々で旧知の仲間たちから大歓迎を受け、

ご馳走になりながら車で移動している自身の状況を、孟子のエピソードになぞらえて自嘲気味に笑い飛ばしています。


※慶應義塾出身の方、在校生、OB、福沢諭吉ファンの方、大分九州出身の方、三田会の方

とても貴重な福沢諭吉の真筆肉筆の三行書、ぜひいかがでしょうか。

※こちらは間違いなく真筆ですが、万一鑑定機関にて偽物と鑑定された場合には返金をさせて頂きます。(落札後1か月以内)


(2026年 10月 1日 20時 42分 追加)
※サイズになります。紙書39.5×105センチ、軸全体53×179センチと大型で迫力あります。