







【伝】 鈴木其一 「朝顔」(肉筆 絹本) になります。
「祝琳斎」の落款あり(画像6)
ご参考に琳派の落款集から鈴木其一の落款図案を載せておりますので、ご確認くだされば幸いです(画像7)
【真贋について】
・公的美術館での鑑定を経ていないもの
・真筆保証のある日本美術オークション(または美術品入札会)において出品記録のないもの
・過去に美術館や旧華族・寺社仏などにおいて所蔵が判明していないもの
上記のように来歴が判明しておらず、わずかでも真筆ではないと疑いのある作品(真筆が保証できないもの)は、【伝】としております。
鈴木其一(すずききいつ・1796~1858)は江戸時代後期に、江戸琳派の優美な画風を基盤にしながら、斬新で独創的な作品を描いた画家として近年大きな注目を集めています。
江戸時代初期の京都で俵屋宗達(たわらやそうたつ・17世紀前期に活躍)が創始した琳派は、尾形光琳(おがたこうりん・1658~1716)により、さまざまな流派が活躍した江戸時代絵画の中で最も華麗な装飾様式として確立されました。光琳が活躍した時期の約100年後に、江戸の地で琳派の再興を図ったのが酒井抱一(さかいほういつ・1761~1828)です。抱一は京都の琳派様式からさらに写実的で洗練された画風を描くようになり、その新様式はのちに、京都に対して「江戸琳派」と呼ばれています。
そのような江戸琳派の祖・抱一の一番弟子が其一です。其一は寛政8年(1796)、江戸中橋に誕生しました。文化10年(1813)、数え年18歳で抱一に入門。4年後に兄弟子で姫路藩酒井家家臣の鈴木蠣潭(すずきれいたん・1792~1817)の急死を受け、養子に入り鈴木家の家督を継ぎました。
文政11年(1828)、其一33歳の時に抱一が没して以降は、一門の中でも圧倒的な存在感を示し、その作風は次第に師風を超え、幕末期にかけて大きく変容を遂げます。とくに30代半ばから40代半ばにかけてはダイナミックな構成や明快な色彩を多用し、新たな其一様式が築かれました。さらに晩年にはより挑戦的で自由な作風を開き、近代を予告するような清新な作品も少なくありません。
このように、抱一の実質的な後継者としての自負、光琳に連なる琳派画家としての誇り、さらに酒井家家臣という立場が上質で機智に富む画風を育み、多くの其一画が大名家や豪商の厚い支持を得ました。
サイズ(約)
全長:174cm
横幅:22cm
長さ(絹本):99cm
横幅(絹本):19.3cm
付属品:木箱
保管品につき、傷、汚れ、劣化などがございます。あらかじめご了承ください。
価値判断、状態(オレ・シミ・イタミ・その他)は画像でよく御確認の上ご入札ください。
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