昭和レトロな雰囲気が漂う鼈甲風(べっこうふう)装飾のヴィンテージガスライターですね。根付(ねつけ)や巾着飾りのような独特の三角形(おにぎり型・または勾玉や舟形を思わせる流線型)をしており、端にオレンジ色の房紐(タッセル)が付いている非常に珍しいデザインです。
このお品物の特徴や、当時の背景についていくつかポイントをまとめました。
1. デザインと外観の特徴
外装: 深みのある茶色と透明感のある琥珀色のグラデーションが特徴的な、いわゆる「べっこう風(またはセルロイド・アセテート等の樹脂製、あるいは本鼈甲の可能性もゼロではありませんが写真からは風合いのある合成樹脂・近代べっこう加工の雰囲気もあります)」のボディで覆われています。
形状: 手に馴染む滑らかな曲面を描いており、ポケットや和装の小物、あるいは卓上やコレクション品として持ち歩く(または飾る)ことを想定したような、工芸品的な趣があります。
付属品: 専用の薄紫色の内張りがされた小箱(紙箱)に収められており、当時の贈答品や記念品、あるいはお土産品などのデッドストックや大切に保管されていたヴィンテージ品であることが伺えます。
2. 構造と仕様(底面・側面からわかること)
3. 年代・スタイルの背景
昭和30年代~50年代(1950~1970年代頃)の高度経済成長期から昭和レトロ全盛期にかけて、日本国内ではユニークな形状や、和風・工芸品テイストを取り入れたガスライターが数多く作られました。特にこういった意匠性の高いライターは、海外への輸出向け(スーベニア)や、国内の観光地土産、あるいは記念品として作られたケースが見られます。