ダリとダリ 自分自身への公開状 - サルバドル・ダリ 飯島耕一:訳 二見書房 '82年6版 外函・帯付 ゆうパケット送料込

サルバドール・ダリの自叙伝です。
大きさは 19.9X13.9cm×3.5cmハードカバー外函付 266ページ
1982 (昭和557 年11月10日 6版発行

図版・写真が多数掲載されています。

外函は軽いヤケがありますが、大きなダメージはありません。帯には軽い皺と擦れ跡を感じます。表紙のビニールカバーは問題なしです。本体は全体的にダメージは少なく。ページを含めても気になるダメージはありません。たばこ臭などもありません。




以下に「はじめに」の一部を転載しておきます。

はじめに

 背徳的にして多角経営的、無政府主義者にして超現実主義者であるダリ、 ルイス・ブニュエルと映画『アンダルシアの犬』 や 『黄金時代』を共同で つくったあのサルバドル・ダリをめぐる手紙の公刊は、何にもまして美味であるにちがいない。
 『黄金時代』は、今なお、アンダーグラウンドの集会で上映されているが、それはかつての時代の最大のスキャンダルだった。
 この上なき独裁専横家であり、一切をぶちこわし、神聖でヒューマンなきまりをふみにじり、ニューヨークの目抜き通り五番街のショーウィンドをつきやぶってジャンプし、警察に逮捕されるサルバドル・ダリ。彼は、繰りかえすが、二人のダリのあいだに位置させることが可能だ。すなわち、 一人は恐るべくディオニュソス的な錯乱にとり憑かれたダリであり、もう 一人は、《ドル盲者》(アヴィダ・ダラーズ)にして、沈着であり、アポロ 崇拝者で、カトリックで、使徒的で、ローマ的で、イエズス会員のように 美食家で、君主政治的で(君主制主義者で)、やわらかく合法的な構造、 酸とオノコイックな酸化物の、王者にふさわしい遺伝学の構造、美学のま さに王者にふさわしいとしなければならない建築の尊敬者であるダリ、すなわち、決定的に滅びたル・コルビュジエ、最高裁判所・破毀院に出頭する用意のあるドル盲者が忌避するル・コ ルビュジエを、論拠をあげて論破し、逆行させ、挽きくだき、裁ちおとし、削ってしまうダリとのあいだに位置させられるダリなのだ。

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