







自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙や帯など若干の経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
徳川夢声の問答有用初版
目次
吉田茂―機智とユーモア、ワンマン宰相
湯川秀樹―ノーベル賞博士の推理と直感
志賀直哉―小説の神様のガマ綺談
吉川英治―歳月五年、「新・平家」長旅のこと
柳田國男―ひとつ目小僧から記紀まで
山下清―「兵隊の位」が好きな裸の大将
今東光―「ダンカはダニや」、河内の毒舌和尚
長嶋茂雄―ゴールデン・ボーイの野球観
平林たい子―職業転々、反権威を貫く
花森安治―パーマにスカートの衣裳哲学
武者小路実篤―真理先生の楽天的人生観
松本清張―社会派推理小説のパイオニア
牧野富太郎―植物に捧げた九十年
藤田嗣治―国際画家のパリ画壇交友録
尾崎士郎―「人生劇場」の客気おとろえず
吉田健一―宰相御曹司の「あいつとぼく」
岡本太郎―さらば職業画家、前衛派の気炎
子母沢寛―子母沢文学のエスプリ
高浜虚子―ホトトギス王国率いて十万句
谷崎潤一郎―老境を楽しむ江戸っ子文豪
レビューより
徳川夢声という私の世代では歴史上の人物に加わる人が、その他の明治から昭和の時代に生きた、これまた歴史上の人物達と対談。それぞれの人柄が感じられて面白かった。
特筆すべきは、岡本太郎との対談。お母さんの岡本かの子は大ファンだけれど、息子の太郎の作品はよく分からないなぁと思っていたが、意外や意外、彼は日本を震撼させ、私にも少なからず影響していることが判明。例えば、以下の引用
”「まずい絵がいいんなら、おれもいいんだぞ」と思って、書き出す気持ちよさと、そういう人が出てくることによって、(途中略)職業画家的なふんいきが吹き飛んじゃって、全部が明るくなる。”
昭和26年から8年続いた週刊朝日 対談4百のうち 阿川佐和子 が厳選した20を収録。徳川夢声 氏の雑談力と 対談者の名言が満載の一冊。
徳川氏は ビッグネームとの対談でも、媚びず威張らず、(笑)が とても多い。対談者の興味は研究した上で 素の会話を引き出している感じ。毒舌をもって 毒舌を引き出すのも 対談のコツなのかもしれない。