豪華な歌手陣とバイエルン放送響によるサウンド的に申し分のない『リング』として有名なハイティンクの名盤。
ワーグナーにふさわしい重厚な音響と、各パートが明確に響き合うハイティンクのバランス・コントロールの確かさは第1級で、歌手たちも無理なくそれぞれのベストフォームを聴かせているのが印象的です。
ショルティ/カルウショー風の管弦楽の演出を控え、芝居はもっぱら歌手に預けている。
大迫力のエヴァ・マルトンのブリュンヒルデをはじめ、モリス、サルミネンの出来もさることながら、
フリッカ役のマイヤーもこのディスクの聴きもののひとつ。
作品を細部まで味わい尽くすには最適な丁寧な仕上げも魅力十分です。