◆阪本百次郎(編)『塙保己一先生―附.社団法人温故学会々則並定款・光栄記念群書類従原版刷立設計』社団法人・温故学会、昭和2年・初版本、非売品、四六判、全84頁、一冊.
◆武蔵国児玉郡(現、埼玉県)に生まれ、江戸に出て盲人の官である検校に進み、日本史学・国文学の貴重史料を書写・蒐集して『群書類従』を編纂し、また国学の研究機関として江戸幕府に和学講談所を設けるなどして活躍した盲目の国学者・塙保己一の生涯をまとめた伝記.現在は国の重要文化財に指定されている『群書類従』の版木を所蔵・保管し、塙保己一の事績を研究・顕彰している財団法人温故学会が大正時代に版木から『群書類従』を刷り立てて頒布した際に保己一の伝記をまとめたもので、末尾には温故学会の規則や『群書類従』刷り立ての計画を版にした「光栄記念・群書類従原版刷立設計」などを附載録.塙保己一の生涯と『群書類従』の編纂・刊行事業を通して、江戸時代の国学の歴史、学問史、書籍史をたどる貴重な文献.