■〈新板〉熊谷状〈鳥字尽・虫字尽〉[直実送状・経盛返状]仙台板 往来物
【判型】大本1冊。縦271粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸中・後期刊。[仙台]不明。
【備考】分類「往来物」『〈新板〉熊谷状〈鳥字尽・虫字尽〉[直実送状・経盛返状]』は、「熊谷状(・同返状)」に挿絵を施した絵抄本。底本は、「熊谷状」の本文を6行・無訓で記し、頭書に「鳥之部」「虫之部」に分けて語彙集(字尽)を載せるほか、表紙見返しに「源義経、熊谷陣屋での首実検の図」を掲げる。「熊谷状」は、「直実送状(熊谷進状)」と「経盛返状」の2状から成る往来物。『平家物語』の一異本『源平盛衰記』に取材した、敦盛の死をめぐる熊谷直実の手紙(直実送状)と敦盛の父平経盛の手紙(経盛返状)を合わせて単行版とする。諸版の間で署名などにわずかな異同はあるが、表現を簡略にする形でほぼ『源平盛衰記』と同文。単行版はほとんど「直実送状」と「経盛返状」の組み合わせだが、万治元年・山本長兵衛板(単行版)では、さらに『曽我状』を加える。なお、慶長5年刊『〈耶蘇会板〉倭漢朗詠集』所収本が最古刊本だが、単行刊本では慶安3年・西村又左衛門板が最古本。
★原装・題簽付(傷み)・本文状態概ね良好。稀書(全国に所蔵数カ所(国文学研究資料館DB))。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、仙台板の「熊谷状(熊谷状絵抄)」が、13,200円~16,500円】。