露MELODIYA CM 03021-2(ステレオ) ジューコフ(pf)、ロジェストヴェンスキー、ユロフスキー指揮、全ソ放送大交響楽団の演奏で、チャイコフスキー:ピアノ協奏曲3番他。VSG・オリジナル。
・第一面…チャイコフスキー:ピアノ協奏曲3番、ピアノと弦合奏のためのアレグロ。
・第二面…スクリャービン(ジンガー編曲):ピアノとオケのための幻想曲(1889。遺作)、リムスキー=コルサコフ:ピアノ協奏曲。

異能者ジューコフのレコードにはいつもわくわくします。1936年生まれ、ネイガウス門下の名手。佐藤氏の『ロシア・ピアニズム』で「異常感覚の持ち主で、孤高を保っている名手」と評されるこの人はいつも新しい音楽を見せてくれます。チャイコフスキーの3番は堂々たる名演。ジューコフが真正面からぶつかっています。しかしこの人の持ち味が出るのは他の演目。アレグロは短いですが、肌に触れるか触れぬかという極めて繊細な領域を攻めている。スクリャービンは若き日のピアノ二重奏をジンガーがオケ版に編曲したものですが、初期スクリャービンのメランコリックでロマンティックな世界がたまらない。そしてリムスキー=コルサコフが本盤最高の演奏です。曲が始まると、そこに美しい川が流れるよう。ピアノはリズムを吸い上げて、オケと自然に一体化しています。タッチに憂い、夢がある。オケの響きも幻想的で色彩豊か。ロジェストヴェンスキーは時々こんなすごい表現をします。今回もジューコフには大満足でした。ぜひご堪能あれ。

盤質:盤面溝とも良い状態。ほとんど美品。
ジャケ:きわめて良好。

【盤質評価】全面視聴してから出品しています。区分は以下のものを採用しておりますが、必要に応じて詳しく説明するようにしています。
美品(M):新品並みの状態。
ほとんど美品(NM):極浅い擦れや軽微な傷。
きわめて良好(EX):年相応の擦れや浅傷。ひどいものはなし。
良好(VG):擦れや傷などが目立つ。*音溝が活きてなければ出しません。

■丁寧に梱包して送ります。またトラブルなどには誠実に対処いたしますのでよろしくお願いいたします。