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中古です。
レンタル落ちではありません。再生確認済みです。
プラスチックケースには経年のスレがあります。
盤面にごくわずかのスレがありますが、再生にはまったく問題ありません。
ライナーはきれいです。
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ライナーノーツ要約

本盤『kronung(戴冠)』は、musikFabrikがヴィキンタス・バルタカス、レベッカ・サンダース、マグヌス・リンドベルイ、ヤニス・クセナキスの4作品を収録した現代音楽作品集です。「戴冠」という題は王権を意味するのではなく、音楽が植物のように芽を伸ばし、枝分かれし、最後に冠のような花を咲かせる過程を示しています。

収録作品のポイント

ヴィキンタス・バルタカス《(co)ro(na)》
作曲家は音楽を、山上の石が転がり、木を傷つけ、その木から落ちた実が成長して再び石を動かすような、連鎖的な可能性の世界として捉えます。作曲家はすべてを支配する者ではなく、進行する現象の一部を観察し、記録する存在です。二群に分けられた楽器が衝突や波及を重ね、最後には演奏者の自発的な反応へ委ねられ、静寂へ消えていきます。
レベッカ・サンダース《cinnabar》
題名は鮮烈な赤色顔料「辰砂」を意味します。ヴァイオリンとトランペットの鋭い反復は、炎や摩擦熱のように周囲へ広がり、煙を思わせる音へ変化した後、自ら燃え尽きます。終盤では、オルゴールや故障した機械を思わせる音響世界が現れ、歯車、打楽器、持続音、歪んだ響きが混ざり合います。音がぼやけ、泡立ち、流動する、強い物語性を備えた作品です。
マグヌス・リンドベルイ《Joy》
スペクトル音楽の成果を踏まえ、和声と電子音響を統合した作品です。電子音には、古いグランドピアノを解体した際の録音が加工して用いられています。現実のピアノ音と仮想的な音、チェレスタやシンセサイザーが重なり、音楽は次第に幻想的な世界へ移行します。終盤では舞曲的な動きが短い頂点を形成し、やがて深部へ沈みながら冒頭を回想します。
ヤニス・クセナキス《Thallein》
数学的理論で知られるクセナキスですが、本作では直観的で透明な側面も表れます。野性的な冒頭からグリッサンドが伸び、旋律的な独奏、鳥の声を思わせる木管、ジプシー音楽を連想させる弦の動きが現れます。題名は「芽を出す、伸びる、花開く」を意味し、強固な構築性を保ちながら、音楽は古代的なリズムの祝祭へと成長していきます。
4作品はいずれも、音を固定された構造としてではなく、発芽、衝突、燃焼、変容、増殖といった過程として捉えています。精鋭アンサンブルmusikFabrikによる演奏で、現代音楽の多彩な音響世界を一枚に収めたアルバムです。
※本稿は、CD付属のライナーノーツを出品者が読み、その内容と作品理解のポイントを独自に要約したものです。