中古盤
輸入盤
ドネル・ジョーンズやケニー・ラティモアと音楽性が共通する上に,Ne‐yoのような大型新人が台頭するに及んで,微妙なポジションに置かれているのがAvantの現状か。それでも,この人の繊細な高音域を活かしたヴォーカルと,メロウなスムーヴ&バラードのアンサンブルは魅力的だ。
それが証拠に,本作にも収録されたG-ユニットのロイド・バンクス「Exclusive」,The PussyCat Dolls「Stickwitu」は,彼の客演の多さの一端を物語るものであるし,ジャーメイン・デュプリなどの大物が制作に参加していることからも,彼の音楽性に対する評価の高いことがわかる。
本作も冒頭から甘美なR&Bバラードが満載。その中でも,しっとりと落ち着いたレイトナイト向けのメロディーの「So Many Ways」,ロマンティックで心温まるメロディーが切ないほど愛おしい「This Is Your Night」の冒頭の2曲と,女性シンガーNicole Scherzingerを起用したシルキーでロマンティックな「Now Got Someone」,まどろんでしまいそうなほど心地良く流れ,クライマックスでは甘美なギター・ソロも交える「Imagination」の終盤2曲が素晴しい。アコースティック・ギターのフレーズが郷愁を誘うタイトル曲「Director」
派手さはないが,甘美なR&Bバラードに心酔すること間違いなしの1枚。