1940年代の初め、ビバップの勃興と時を同じくしてニューオリンズ・リヴァイヴァルが巻き起こる。西海岸の白人、ルー・ワターズ(コルネット)らによるキング・オリヴァー(コルネット)の「クレオール・ジャズ・バンド」を範とした演奏が好評を博したことに端を発し、ジャズ研究家のウィリアム・ラッセルによる伝説の大物、バンク・ジョンソン(トランペット)の再発見とそれに続く初録音によってジャズ史に残るブームになった。ジャズ・ファンや関係者は古老たちの演奏が最高のニューオリンズ・ジャズと信じていたオリヴァーのそれとは異なることに驚かされ、後者がシカゴで商業化されたものだったと思い知らされる。49年に没するまでバンクはリヴァイヴァルの旗手として大活躍したが、それ以上に人気を集めたのが同時に発掘されて長くサイドマンを務めたジョージ・ルイス(クラリネット)だ。バンク没後はニューオリンズ・ジャズの至宝として頂点に君臨した。