







【商品の説明】
ご覧いただきありがとうございます。
白樺派を代表する小説家・劇作家である長与善郎の著書『東洋の道と美』(昭和18年刊行・初版)です。
見返し部分に、著者本人による毛筆の署名(サイン)・落款、および論語の一節から引用した見事な書が認められた、大変貴重な【献呈署名本(サイン本)】となります。
1. 著者:長与善郎(ながよ よしろう)プロフィール
武者小路実篤、志賀直哉らとともに文学思潮「白樺派」の中心的役割を担った文豪です。小説『青銅の基督』や戯曲『項羽と劉邦』などの代表作で知られます。本作『東洋の道と美』は、戦時下の昭和18年に刊行され、西洋の物質文明に対して東洋が持つ独自の精神性や自然主義的な美意識を、美術・思想の両面から深く考察した随筆・評論集です。表紙(装丁)も著者自装によるこだわりの一冊です。
2. 献呈先:藤井滋司(ふじい しげじ)氏プロフィール
本品は、経済学者の藤井滋司 氏(1907年~1992年)へと贈られたものです。
藤井氏は京都帝国大学(現・京都大学)経済学部を卒業後、同大学で教鞭を執り、のちに愛知大学教授などを歴任した著名な経済学者・国際経済学の権威です。文壇と学界の深い交流の歴史を物語る、資料的価値も非常に高い一点ものです。
3. 本書に書かれた言葉の意味
見返しには、長与善郎の力強い筆致で『不改其楽(其の楽しさを改めず)』と書かれています。
これは『論語』雍也(ようや)篇にある、孔子が最愛の弟子・顔回(がんかい)の清貧さと志の高さを讃えた言葉
「一枝の食、一瓢の飲、陋巷に在り。人は其の憂いに堪えず、回や其の楽しみを改めず」)に由来します。「どんなに苦しい境遇にあっても、自らの道を楽しむ志を変えない」
という、戦時下における文人の強い気概が込められた言葉です。
4. 商品の状態
- 刊行年: 昭和18年(1943年)10月25日 初版(5,000部発行)
- 外観: 経年によるヤケ、シミ、スレ、カバー端の小さな破れなどがございますが、戦中本の紙質を考慮すると、約80年前のものとしては良好な状態を保っています。
- 内部: 毛筆署名・書は鮮明に残っています。本文の通読に支障はありません。
どうぞ、よろしくお願いします。
■評価は、いただいた方のみお返しします。ご了承ください。
また、ヤフオク新規の方(評価のない方)は入札時に必ず質問欄よりご連絡下さい。連絡のない場合は、削除させていただきます。
また、すでに梱包済みなので、まとめ購入の一括梱包には対応しておりません。
送付方法
レターパックプラス(手渡し、追跡あり)600円か、またはレターパックライト(追跡あり)430円にてお送りします。