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★2000年7月10日 第1刷 発行 当時定価1500円

★「はじめに」から始まり「第1章 超戦士現る 誕生の軌跡と作品世界の概要」と続く計247ページの本です。

第2期ウルトラシリーズの中でもあまり専門書の少なかった「エース」。「帰マン」や「タロウ」に隠れている感があるシリーズですが、エースファンも結構いるのです!
 エースというと、男女合体変身、超獣、ヤプールなど意欲的な設定を盛り込みながら、その殆どが設定変更した、というチョッピリ悲しい歴史を背負っています。そんなことから、よく知らないウルトラファンの間では「中途半端」と評価をする人も多いようです。でもこの本には全編「エース」を愛して止まないライター達の卓越的な「エース」論がてんこ盛り!!です。この本には、私ですら気づかなかった視点からの「エース」が書かれています。(最近われらがエースは2000年代の「ウルトラマンメビウス」で感動の復活を果たしました。「星司さ〜ん」「夕子〜!」35年ぶりの二人の再会でした。この本が刊行された7年前、誰が奇跡とも言える「エース復活」を予測できたでしょう。この本は先見の明がある。)エースは決して色褪せない、魅力ある作品なんだと。
あまり資料のないAですが、内容については非常に満足のいくものです。関係者の皆様の「ウルトラマンA」への愛と思いを痛切に感じます。
男女合体変身についての検証記事や南夕子傑作選あり。主人公である北斗 星司役の高峰圭二、特撮美術(超獣デザインなど)の井口明彦、竜 五郎隊長役の瑳川哲朗、TBS側のプロデューサーである橋本洋二、これら4名の方々のインタビューが掲載されています。
本書は、ウルトラ兄弟、そしてファミリーの成立のターニングポイントになった同作品について解説してあり、またヤプールというシリーズ初の長期敵対者についての考察が加えられている。
エースに対して、『足が短い』とか『背が低い』『パンダ盗む宇宙人が出てくる』などと毛嫌いせずに、【もっと本質を見てごらん】と教えてくれる本である。