日本橋古美術
商品名 【日本橋古美術】清「邱東霖 春作 田黄石 瑞獣鈕印章 重量76.5g」壬寅秋月 雲笙館主雅鑑 瑞獣 古獣 鈕 篆刻 印章 印鑑 印材 古印 寿山石 寿山 田黄 老田黄
寸法・重量 横2.8cm、縦2.5cm、高さ6cm、重量76.5g
商品紹介 本品は、田黄石を用いた瑞獣鈕印章です。方形の印身上部に瑞獣を立体的に彫り出し、印身側面には長文の銘、底部には篆書による印文を刻した一方です。石材そのものの色調と印鈕彫刻、側款、印面を一体として鑑賞できる構成となっています。

印鈕には瑞獣が表され、身体を屈して印台上に坐す姿を立体的に造形しています。頭部から背、四肢へと続く量感を保ちながら、鬣や身体の起伏を彫り分けており、見る方向によって輪郭の変化を楽しめる造形です。印台部分は端正な方形に整えられ、上部の瑞獣との対比が印章全体を引き締めています。

石は黄橙色を基調とし、瑞獣鈕から印身まで素材の色調を生かして仕立てられています。田黄石は寿山石の中でも印材として古くから珍重され、とりわけ篆刻と印鈕彫刻を組み合わせた作品では、石質と彫刻、文字表現をあわせて鑑賞する点に特徴があります。

側面には「雲笙館主雅鑑 壬寅秋月 春邱東霖作」と読める銘が刻されています。「雅鑑」は相手に鑑賞を請う際に用いられる語で、本品が「雲笙館主」に向けて作られたことを示す内容と考えられます。また「壬寅秋月」は制作時期を干支と季節で記したものです。

銘に見える邱東霖は、字を春とする四川県の篆刻家として知られています。金石・篆刻関係の資料にもその名が確認され、清末の篆刻家や金石家との交流が知られています。本品の「春邱東霖作」という署名は、資料に見える邱東霖の字と一致しています。

また、邱東霖は金石・篆刻を好み、その印作は後世の印譜にも収録されています。本品では瑞獣鈕という立体的な造形に加え、側面の款識と底部の篆刻が一つの印材の中にまとめられており、清末期の文人篆刻・印章文化を考えるうえでも興味深い構成です。

底部には篆書による印文が刻されています。印文は「半句就月逗風」と伝えられていますが、篆書は字形の判読に複数の可能性があるため、文字の細部については掲載写真の印面もあわせてご確認ください。

瑞獣鈕の造形、田黄石の色調、側面に刻された「雲笙館主雅鑑」「壬寅秋月」「春邱東霖作」の銘、ならびに底部の篆書印面まで、各方向から掲載写真にてご確認ください。
状態 古い品物のため、経年によるスレ・汚れ・小傷等がございます。
状態の詳細は掲載写真をご確認ください。
ご入札前にお読みください
古美術品・骨董品という性質上、時代、作者、材質、銘文、印章等の表記は、実物の特徴や伝来情報、参考資料等をもとにした当店の見解を含みます。

鑑定書等が付属する場合を除き、専門鑑定機関による鑑定結果を示すものではございません。商品説明は作品をご覧いただくための参考情報としてお考えください。

古物には経年によるスレ、汚れ、変色、小傷、使用痕等が見られる場合がございます。掲載写真をよくご確認いただき、時代、作者、材質、状態等を含めてご判断ください。

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