先ず制御可能な速度(最高周波数)に関しまして、トランジスタ(ICなども含む)は遮断周波数fTや接合容量に依存し、具体的には数十kHz~数百kHzが上限となります。無理に特性を上げようとすると上限に近づくに従い位相余裕が喪失し、応答が遅れ次第に制御が反転し不安定化を経て発振に至ります。
5. SSIは一見唯のレギュレータ回路、DCリアクトルへの逆転の発想
先に解説したようにSSIは特性限界を利用して論理を反転させる事で、空芯DCリアクトルと同様に制御可能な速度(最高周波数)は、桁違いの高周波領域、数百MHz~数GHzまで超強力なフィルター回路としてその機能が追従します。また能動回路によるフィードバック制御が「事象が起きた後での後追い」である事に対して、SSIは特性限界により高周波数帯域でのフィードバック制御自体を放棄する事により、高周波帯域では超強力なノイズフィルター回路(ノイズ遮断回路)としての機能に特化しています。その結果、自ずとして事象の発生と同時、光速、電磁波の伝わる速度で追従している事と電気回路的に等価となります。その反面、周波数が低い帯域ではベースロード電源として安定化した電圧によって電流供給を継続します。それによってもともとデジタルオーディオ機器に内蔵されているディカップリングコンデンサ群の充電は安定的に継続されます。そのためSSIは使用している電解コンデンサも低ESR電解コンデンサや高分子固体電解コンデンサは採用していません。
SSIの電解コンデンサには高い信頼性と耐震性、高リップル電流に優れたVishay Intertechnology社(米国ペンシルバニア州に本社)を採用しています。
6. なぜ電源回路への外付けコンデンサ或いはバッテリーを増設しても思うように音質が改善しいないのか?
先ず、ご承知の通り電解コンデンサはデジタル機器が要求する超高速な電流要求に対しては全く対応が出来ません。バッテリーはノイズに対してクリーンなイメージがありますが、これもご承知の通り化学反応で電気を起こすため内部抵抗が比較的大きく静的であり、やはりデジタル機器が要求する超高速な電流要求に対しての追従は苦手です。
またデジタル機器内部には周波数特性が良好な小容量のコンデンサが既に組み込まれています。そのため、もし仮に更にデジタル機器の外部に周波数特性が良好なコンデンサを追加したとしても今度はコンデンサが2箇所に分かれてしまい、デジタル機器内部が発するノイズに対して「合わせ鏡」の状態になりノイズが往復を繰り返し、或いは並列共振によりデジタル回路の動作不安定化を招き返ってジッターを増やします。
7. なぜ今日までSSIの原理や空芯DCリアクトルが見過ごされてきたのか?或いは表舞台に出てこなかったのか?
nanamoriなりの想像ですが、先ずオーディオ全盛期の大容量高性能コンデンサ至上主義を妄信的に継続した状態で、近年急速に普及したネットワークオーディオをはじめ各種デジタルオーディオ時代に突入した。メーカー側の事情としても、材料コストが安く、内部基板に実装した際も広告として見栄えが良いコンデンサが採用され、漏洩磁束などの影響から実装スペースなどの配慮が必要な空芯DCLや、しかも空芯DCLより更に原理が難解で顧客への解説も困難を極める事が予想される(殆ど不可能)SSIの原理や空芯DCリアクトルは採用に至らなかった。デジタルICの複雑な動作に電流と電圧の波形がどう乖離し、どう挙動しているか、高度な高周波シミュレーターや超広帯域オシロスコープなどのハード面が追いつかず、いわゆる「データー良いが音は死んでいる」といった状態が正当化され続けた。理論的に突き詰めれば自ずとして解が導き出されるはずだが十分な検討が行われず、一般的なノイズ対策(EMC対策)と混同され、技術的にスルーされた。或いはこういった発想自体が存在しなかったと考えられます。
8. 実証試験と評価、公表に関して
SSIの有無による音質の違いをアメーバブログでハイエンドオーディオ機器に関する情報を発信していらっしゃいます山男さんへ実証試験をお願い致しました。条件を揃えたハイエンドオーディオ機器と録音機材を使用して、実際の試聴位置での再生音を比較し、リモートによる比較試聴によりコメント欄へ投稿された方々の高度な専門的分析に基づく貴重なご意見、ご感想なども積極的に取り入れながら音質の調整を行っています。その空気録音の音源がYou Tubeで公開されていますので、ぜひそちらもチェックして頂きますようお願い致します。検索ワードは下記となります。他にも同ブログ内に関連記事があります。
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「人類(nanamoriさん)vs AI(Gemini)」
「Solid-State Inductor Vishay(SSI)一つ追加」
9.仕様
本体外形寸法:80×50×20(mm)
ケーブルまで含めた全長:約220(mm)
本体材質:アルミニウム
質量:約120g
プラグ及びジャックのサイズ:5.5mm/2.1mm
コネクタの極性:センターが(+) Center polarity: Positive
定格電圧:DC35V以下
定格電流:3A以下(最大損失5W以下、最大周囲温度40℃)
本品のコネクタには極性指定があります、コネクタのセンターが(+)です。
Center polarity: Positive
本品は半導体や有極性電解コンデンサを内蔵しています。極性が振り替わると本品は破損します。ご使用になる前に必ず電源極性を確認してください。
必ず、規定の入力電圧で使用してください。本品は内蔵しているレギュレータ内部回路のトランジスタの逆バイアスにより、負荷側から電源側へのノイズ逆流もほぼ完全に遮断しています。規定の電源電圧より低いとトランジスタ回路が働かないため、電圧制御機能が働かないだけに留まらず、ノイズを遮断する機能も働きません。唯の抵抗とコンデンサ回路としての振舞いになります。
※ 出品画像は画像情報の密度を上げるため複数並べて撮影していますが、出品物は1台です。くれぐれもご注意願います。