◎閲覧頂きありがとうございます。当出品物は疵、欠点等は写真と説明文で分かりやすく明確に明記しています。その他、取引き等も誠実に対応させて頂きます。※写真の笄は撮影用のダミーで本品には添付いたしませんのでご注意ください。
 
・刀身
重ね厚く見幅広いゴリッとした古銘が切られた大寸延べ短刀です。不明瞭で古い中茎には表に「山城國住来國次」、裏中茎には登録証で廻国光と意味の無い文を書いていますが、錆を落とし良く見ると廻は延と読めます。また国は末広がりでどう見ても國とは見えず私見ながら慶出羽内科と思います。光と言うのも元と読め後に漢数字が並んでいます。何とか「延慶元年八月日? 」と読めます。断定できませんが、切銘によると鎌倉時代末期・延応年間頃の来 國次かと夢のある寸延べ短刀です。刀身の状態は古砥ぎで地鉄は板目で肌立こころで、刃紋は小沸き出来の小乱れ刃紋です。新たな砥ぎを入れると色々の働きが見られると思います。帽子は僅かに乱れ大丸に返り、中茎は栗尻で不明瞭ですが勝手下がりの鑢目が確認できます。
※余 談
腐食し壊れた古い白鞘に東京府港区芝西久保明舟町六・久保何某と所有者の名前と見られる鞘書きがありました。該当地名は慶応三年ころから武家地で丹波笹山藩青山家下屋敷や御使番土方家などの屋敷があり、現在は虎ノ門二丁目と地名が変わり虎ノ門ヒルズが建っています。
 
・状態
刀身の差し表の切っ先横手に擦れがあり、物打ち辺りの平地に鍛え疵があります。差し裏は切っ先に擦れがあり、真ん中辺の棟に掛かるところに切り込み疵のようなものがあります。その他は刃切れ、膨れ、撓え、刃毀れ、錆、曲がり等の欠点はありません。地刃は確りしているようなので、新たな砥ぎを入れたあとが楽しみです。
 
・拵 え
笄櫃を設けた黒漆塗りの海老鞘には、蔓草文の蒔絵が入っています。柄は鉄透かし鍔を嵌め、猛虎文の目貫を革柄糸で巻き上げています。柄頭・柄縁・鯉口・栗形・鞘尻を梨地漆で仕上げています。海老刻みに蒔絵入りの粋で歌舞いた拵えを模して、職人の手により時代拵えの写し及びオリジナル創作に近代及び現代に本漆塗にて造られた拵えです。※写真の笄は撮影用のダミーで本品には添付いたしませんのでご注意ください。
☆参考サイズ・ダミー小柄袋及び笄・馬針袋寸法(cm全長×袋長×袋幅×袋厚さ)
・笄袋(短刀・寸延べ用)17.5×6.0×1.2×0.25
 
・登録      神奈川県 82612号    令和7年8月7日交付
            ※神奈川県教育委員会にて確認済。
・表銘 「山□□住来國次作」
・裏銘 「廻国光」
・刃長     38,2cm
・反り     0,80cm
・目釘穴      4 個(内2個埋め)
・元幅     3,20cm
・元重     0,70cm
・茎重     0,80cm
・拵え全長   64,5cm
・鑑定書等    未鑑定
 
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