映画『世界の中心で、愛をさけぶ』をノベライズ化 『どうしてかなぁ、眠れないの。……明日が来るのが怖くて眠れないの……あたし、もうすぐ死ぬと思う』 結婚を目前に控えながら婚約者に心の空洞を感じている律子が見つけたカセット・テープには、こんな少女の声が残っていた。テープのラベルに記された日付は「’86年/10/28」。この日は律子の母の命日でもあった。何かの予感に突き動かされるように幼少期に育った四国の町へと赴いた彼女は、ある“真実”に辿り着く――。