全労災の正式名称は、落語の「寿限無」のように

長い。正式名称は「一般財団法人全国勤労者福祉共

済振興協会」とか、なんとか言うのだ。私は勝手に

〝寿限無労災〟とあだ名していた。そのスペース・

ゼロホールでは、演劇や落語会、コンサートや演奏

会などが、ちょくちょく行われた。同ホールがオー

プンした当時、私は小田急線の狛江駅近くに住んで

いたので、JR新宿駅南口近くのスペースゼロは帰

り道途中にあったので、何度も顔を出した。


 この古今亭志ん朝関連手ぬぐいは、確か志ん朝師

が亡くなる10年くらい前に、全労済創立30周年

を記念した各種興行の際、その中の一つの寄席(落

語会)も開催された。出演者の目玉は志ん朝師で、

志ん輔と志ん次の二人の弟子も出演、さらに朝師の

独演会によく色物出演している、太神楽曲芸師の翁

家和楽・小楽とマジシャンの松旭斎美智・美登も顔

を揃えていた。


 寿限無ホールは、定員600席に満たない小ホー

ルで、こじんまりとした寄席と同じような空間であ

った。演者との距離も近く見聴きしやすかった。こ

の珍品・志ん朝関連手ぬぐいは、当日のお客さんに

一人一枚頂戴できたもので、ある意味ではわすが6

00枚しかない激レア手ぬぐいである。コレクター

のお方には、超お薦めの逸品でだ!


【状態と発送について】

 状態は、長期保管していたが、手ぬぐいのそのも

はキレイだが、珍品なので、わが家へ訪れた落語仲

間にも何度か見せた時、丹精に折ってしまわなかっ

たので、折り目に少々なゆがみがあるのは御容赦し

て下さい。貼付写真を御覧の上、あまりに神経質な

方は御遠慮して下さい。送料は当方が負担サービ

スします。