戦国時代、合戦に臨んだ武将が兜の奥に戦勝縁起銭を忍ばせていたことは広く知られていますが、こちらは上杉謙信公が配下の武将に配ったものとのことです。他の多くの戦勝縁起銭と同様に金貨に漆を塗り、更に金塗装がほどこされています。一般に金泥(きんでい)と呼ばれる手法です。当時の流行であったのでしょう。古代中国の貨幣を模倣して作られたと伝え聞きますが、本物の渡来銭である可能性も排除できません。撮影の際の光の量によって実物と違った色に写ることがあります。汚れや細かい傷があります。タイトルに記載した量目は出張買取の際に先方(前所有者)宅の計量器で測定した値です。0.2g程度の誤差をお許しください。伝承に従ってタイトルに「金貨」「純金」と記載いたしましたが、金品位を記載した保証書が付属しておりませんのでトラブル防止のため「非金製品」として出品させていただきます。開始価格は買い値の10分の1以下とさせていただきますので、戦国武将に関心をお持ちの方のご入札をお待ちします。高騰防止のため即決価格を設定しました。自己紹介欄にオークション休業日を記載させていただいております。お手数とは存じますが、ご入札前にお読みいただければ幸いです。よろしくお願い申し上げます。