日本の伝統工芸「江戸からかみ(江戸唐紙)」、
伝統工芸士「永井 聡」氏の作品のご紹介です。
<伝統工芸士:永井 聡>
認定部門: 総合部門
従事年: 昭和56年より現在の仕事に従事
認定年度: 平成13年度
得意な技法: 砂子
主な製品: 襖、屏風、壁画
「江戸からかみ」とは、襖や屏風などに貼られる加飾された和紙のことです。
版木を使った木版摺りや伊勢型紙を使った捺版摺り、
刷毛を使った引き染め、砂子手蒔きなど技法は多彩です。
もともとは平安時代に中国から渡来した紋唐紙を日本の和紙を地紙に模倣したもので、
京都で和歌をしたためる詠草料紙として作られていました。
中世になると襖や屏風に用いられるようになり、
江戸時代には多くの唐紙師がからかみをつくるようになりました。
「江戸からかみ」は、木版摺りだけを重視した「京からかみ」に対し、木版摺りを基調としながらも型紙による捺染や刷毛引きなど多くの技法で作られるのが特長です。
その文様は、武家や町人の好みを反映した自由闊達で粋なものでした。
その後幾たびの戦火や大火に遭いながらも、そのつど職人の手により復刻され、
今も人々の暮らしに彩りと安らぎをもたらしています。
今回の作品は茶、金、桃、シルバーなどの色が並び、グラデーションとストライプパターンが素晴らしいアートです。
和や和モダン空間を上質に演出してくれることでしょう。
ご自宅は勿論、お洒落な飲食店などにもおすすめ。
大変おすすめですのでこの機会にぜひ!!!
コンディション:展示品の為、写真の様な傷、汚れなどありますが、その他は大きなダメージはなく美品です。
サイズ横65.5センチ奥行き3センチ高さ76センチです。
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