自宅保管の品です。中身は新品同様大変美品ですが古いものですので表紙や帯など若干の経年変化はございます。画像にもありますように、小口部分に微かなヤケ、帯に汚れがございます。また1ページに薄いタテ折り目あり。帯は添付致します。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。

水の音 岸本加世子

岸本加世子の自意識は誰も踏み破れるものではありません。女優がけしかける恋愛小説
帯〜 唐十郎

その時 母親は『芸能界にくれてやった娘だ』と少女に言った。少女はその言葉を励ましの意味にしか取れなかった。

女優という職業を続けていく中で、理解されることのない、説明のつかない、何か どうしようもないオリのようなものが生身に静かに沈殿していく。 そして老いてゆく。
そんなことを書いてみたかった。
岸本加世子的 詩集

実話に基づいたエピソード
メイクルームで起こったトラブル
冠婚葬祭は私に確認なく事務的に進む
わがまま女優とマネージャーの会話が筒抜け
スタイリストからの情報
シティホテルで有名タレントと一時の逢瀬
数ヶ月に一度の関係にされてしまった私
Nさんが交通事故で亡くなった。葬儀での私
業界関係者に大きなケーキを山程買って配達
愛人がたくさんいる大御所からのお誘い
主演女優がすねて楽屋から出てこない
整形のクセに!本人がついたての向こうにいた
新人女優のセリフが次々にカット
事務所社長がこの子で3年は稼げるなと囁いた
恐ろしい顔で咥えタバコでTVを見る女優
15歳の少女は3畳の寮の部屋にいた
大女優の機嫌の良し悪しを鏡越しに瞬時に判断
稽古日の前夜、台本を持ち演出家の部屋を訪問
ベッドで奥さんを大事にしていると会話する彼
見つかればバッサリ切られる私
共演ドラマが終われば互いに口も聞かない関係
産めよと一言言ってくれた彼
若い女優は遅刻して平然と目の前を過ぎて行く
厳しく冷たく、それでメシ食ってんだからさー