■〈新刻改正〉頼義勢揃状(伊勢屋板・B)
【判型】大本1冊。縦262粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[仙台]伊勢屋半右衛門板。
【備考】分類「往来物」。『頼義勢揃状(頼義勢揃絵抄)』は、鬼甲(オニカブト)城に立て籠もって逆心を抱く落浜入道・大林近江守・豊原安広討伐の源頼義軍勢の出陣を、旗揃風に描いた古状単編型往来。本文の過半は武将名を列挙した『名尽』的な文章で、末尾のみ「彼頼義之御威勢末頼母敷共中々申計者無利鳧」のように古浄瑠璃風の常套句で締め括る。宝暦頃刊本(玉川大学蔵)には頭書はなく、見返に「出羽国あすはの森」や陣中の頼義らを描いた口絵を掲げ、本文を6-7行・無訓で記す。また、江戸後期の仙台板には、第1丁表・頭書に「籏馬印」数種の図を収めたり、各丁にわたって上部に絵解き風の挿し絵を施した諸本がある。底本は見返しに「武将図」、冒頭半丁の頭書に軍陣幟旗図を掲げる。
★原装・題簽付・状態概ね良好。稀書(全国に所蔵数カ所(国文学研究資料館DB))。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で『頼義勢揃状』が、1万5000円】。