■商品名
古代ギリシャ キュレナイカ キュレネ 紀元前331-313年頃 AV 1/10スタテル金貨 NGC Ancients VF カルネイオス 古代コイン

■商品詳細<コイン詳細>

発行年:紀元前331-313年頃
発行国:古代ギリシャ(キュレナイカ/キュレネ)
種類:AV 1/10スタテル金貨
グレード:VF
グレード詳細:Strike 5/5、Surface 2/5、marks
鑑定会社:NGC Ancients
鑑定番号:8630383-003
発行枚数:不明
同グレード枚数:不明
素材:金
重量:0.91g
直径:8mm
品位:不明
表面デザイン:カルネイオス神の頭部(左向き、アンモンの角を伴う)
裏面デザイン:女性頭像(キュレネ?、右向き)
参考番号:BMC 143

■商品説明

■ 一目で惹かれるポイント

古代ギリシャ、キュレナイカの都市キュレネで発行された、極小サイズのAV 1/10スタテル金貨です。
発行年代は紀元前331-313年頃。アレクサンドロス大王の時代と重なる古典末期〜ヘレニズム初期に属し、わずか0.91g・直径8mmほどの小さな金貨の中に、古代都市国家の信仰と美意識が凝縮されています。

NGC AncientsではVF / Strike 5/5 / Surface 2/5 / marksの評価。
打刻そのものは非常に良好で、超小型金貨でありながら意匠がしっかり残っている点が魅力です。

■ 歴史的背景

キュレネは、現在のリビア東部に位置したキュレナイカ地方の中心都市で、古代ギリシャ世界において重要な植民都市のひとつでした。
豊かな農業と交易で栄え、特に薬用植物シルフィウムの産地として知られています。

本貨が発行された紀元前4世紀末は、まさに地中海世界の勢力図が大きく動いた時代です。
アレクサンドロス大王の遠征とその後継国家の成立へ向かう過渡期にあたり、このような小型金貨は地域の経済活動や高額取引の一端を支えたと考えられます。

■ デザイン・芸術性

表面には、カルネイオス神(Karneios)の頭部。
ラベルにもある通りアンモンの角を伴う左向き頭像で、ギリシャ世界と北アフリカ・エジプト文化圏の接点を感じさせる非常に興味深い意匠です。

裏面には、**女性頭像(キュレネ女神/都市の擬人像とされる可能性)**が右向きで表現されています。
わずか8mmというサイズにもかかわらず、横顔の輪郭や髪の流れがしっかり確認でき、古代ギリシャ小型金貨ならではの精巧さが光ります。

■ 鑑定評価

本品はNGC Ancients VF評価で、
内訳はStrike 5/5、Surface 2/5、marksです。

ここで重要なのは、

Strike 5/5=打刻の鮮明さは高評価
Surface 2/5=表面状態にはやや難がある
marks=古代金貨としての小キズ・接触痕などが見られる

という点です。

つまり、完璧な保存状態の標本というよりは、
**“非常に古い小型金貨として、意匠をしっかり楽しめる実物”**という立ち位置です。
古代貨では現代コインのような均質な保存状態は求めにくいため、打刻が良い点はむしろ大きな長所です。

■ コレクション性・市場性

このコインの魅力は、次の点にあります。

・紀元前4世紀末の本物の古代ギリシャ金貨であること
・キュレネ発行のAV 1/10スタテルという、収集性の高い小型金貨であること
・カルネイオス神+女性頭像という古代ギリシャらしい魅力的な組み合わせ
・わずか0.91g/8mmの極小サイズでありながら、しっかり鑑賞できること
・NGC Ancientsスラブ入りで、真贋面の安心感があること

古代ギリシャ金貨は母数が少なく、さらに都市・時代・神格の組み合わせで個性が強く出るため、
「同じものが大量に市場へ出続けるタイプ」ではありません。
そのため、古代金貨を少しずつ集めたい方、ギリシャ都市国家コインが好きな方、サイズ感の面白い金貨を探している方にはかなり相性が良い一枚です。

■ 総評

このキュレネの1/10スタテルは、
**“小さいのに、古代ギリシャの魅力がぎゅっと詰まった金貨”**という表現がぴったりです。

紀元前331-313年頃という古さ、キュレナイカという地域性、カルネイオス神と女性頭像の意匠、そして極小サイズの愛らしさ。
表面評価にはやや難があるものの、Strike 5/5で意匠の見どころは十分です。

古代ギリシャ、古代金貨、都市国家コインのいずれかに惹かれる方なら、コレクションに加える満足度の高い一枚だと思います。