■〈新板〉長田状 稀書往来物
【判型】大本1冊。縦262粍。
【作者】不明。
【年代等】江戸後期刊。[仙台]伊勢屋半右衛門板。
【備考】分類「往来物」。『〈新板〉長田状』は、平治2年(1160)1月3日(あるいは4日、また元年12月29日とも)、尾張国野間の長田庄司忠宗に殺害された源義朝の故事をふまえた古状単編型往来。同年正月1日、平清盛から忠宗に宛てて義朝誅殺の命が下されたという体裁をとる。短文ながら、孝行の徳を称賛し、対句的な美辞麗句、あるいは「槿花一日栄」などの成語を盛り込んだ文章で綴る。本書後半には、文治元年(1185)4月20日付の「昌俊起請(正尊起請文)」を収録する。仙台板に数種の板種があり、概ね本文を5行・付訓で記す。また、頭書に「おや・きやうだいをほろぼす」「六しんふわのところ」など本文の記述に即した教訓画を掲げる。
★原装・題簽付・状態概ね良好。稀書(全国に所蔵数カ所(国文学研究資料館DB))。【参考価格(初出品時の相場です):日本の古本屋で、1万5400円~2万円】。