
ベルギーのプロデューサー、MugwumpがRob Melloの〈Disco 45〉から2008年にリリースした12インチ。ディスコ/ブギーのファンクネスを土台に、シンセ・テクノとダブの感覚を融合した、2000年代後半のニュー・ディスコ/コズミック・ディスコを象徴するような一枚。
11分を超える「Yanja (Original Version)」は、粘りのあるグルーヴをじっくり引っ張りながら、シンセとベースを重ねていくロング・ジャム。最大の聴きどころは、やはり突然オーケストラ的な展開が現れる強烈なブレイク。それまでの反復的なグルーヴとのコントラストによって、フロアでのインパクトも抜群。
そしてB面の「Mugwump's No Fears Dub」がまた素晴らしい。イーブンな4つ打ちをより前面に出し、原曲のディスコ感を残しながら、背後に深いエコーとダブ処理を施している。Idjut Boys周辺にも通じる有機的で煙たいダブ感があり、オリジナルとは違った方向から「Yanja」のグルーヴを引き出している。
特に面白いのは、A面がディスコ/ブギー的な展開とドラマ性、B面がミニマルな4つ打ちとダブの空間性という対照的な構成になっていること。Mugwumpが単なるリエディット系ディスコではなく、テクノやダブまで自在に横断していたことがよく分かる。
長尺のグルーヴを活かしたDJ向けの構成と、強烈なブレイク、そしてNo Fears Dubの深いダブ処理。 2000年代後半のディスコ/ハウス/テクノのクロスオーバーを象徴する隠れた名盤。
盤質、ジャケットは並の中古版程度です。
(多少のスレ、キズはあるものとお考え下さい)
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