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大変興味深い由緒を持つ、稀代の芸術家【北大路魯山人作 刷毛目茶碗】を出品いたします。

高台内には、「わかもと製薬」の創業者であり、魯山人および星岡茶寮の筆頭パトロン(支援者)として知られる長尾欽弥・よね夫妻ゆかりの「○に長」刻印(窯印)が打ち込まれております。

魯山人黄金期の歴史を直接物語る極めて貴重な銘であり、さらには骨董界の伝説的目利き・エッセイストとして知られる秦秀雄(号:珍堂)による直筆の極め(識箱)と仕覆が付属する、文化・骨董史的にも極めて資料価値の高い一品です。

■ 作品の見どころ

豪快かつ繊細な刷毛目の軌跡が見事に焼き付けられており、土味の質感と釉薬のキレが絶妙な調和を見せております。

口径約14.5cm、高さ約6.5cmという手にしっくりと馴染む立派な見ごたえのある茶碗の造形で、手に取った際の重厚感と凛とした佇まいは、魯山人と大パトロン長尾夫妻の絆、そして魯山人芸術の最盛期ならではのオーラを放っています。

■ 珍堂(秦秀雄)識箱・箱の誂えに関する補足

本作には秦秀雄(珍堂)による自筆の極め墨跡が与えられております。

箱と仕覆・作品の収まりにおいて内寸に多少の隙間(ゆとり)が見られますが、これは古美術界において豪放磊落かつ独特の粋な美意識で知られた秦秀雄が、当時、手元にあった上質な時代箱を作品に合わせて見立て、後から極め書きを施した(誂えた)という彼特有の逸話・エピソードを色濃く物語る決定的な物証でございます。

また、蓋裏面の「珍堂」墨跡の向かって左下には、本人が自身の自筆証明・真贋の印として意図的に残した【墨点(・)】が打ち打たれております。

知る人ぞ知る珍堂独特の署名痕跡であり、識箱としての信頼性を極めて高く証明しております。

【サイズ】

直径:約14.5cm
高さ:約6.5cm

【付属】

珍堂(秦秀雄)識箱、仕覆

【状態】

経年によるスレや時代感はございますが、全体として大変素晴らしいコンディションを保持しております。

※長尾夫妻ゆかりの刻印、秦秀雄(珍堂)の極め墨跡や左下の墨点など、決定的な物証を掲載しております。

時代物としての風合いを含め、写真画像をよくご覧の上、ご自身の鑑識眼においてご判断・ご入札をお願い申し上げます。

ノークレーム・ノーリターンにてお願いいたします。